top of page

Project Eden

第5章 邪馬台国と地球ルネッサンス:壹與

1.今回の文明が立ちあがる時、始まりの地と終わりの地が決められていた

2.神の言葉を伝える巫女の役割

3.地球規模の体制づくりの縮図はすべて日本にある

4.愛によって男性の才能を育むため、女神が上に立つ

5.地球の人びとの心をつないでいくのは、愛の心

6.神の子としての力を出しきるとき、天上界の計画は成功する

7.日本において女性たちが堂々と正面に出る時代が来た

1.今回の文明が立ちあがる時、始まりの地と終わりの地が決められていた

こんにちは。トヨでございます。
今日私を呼びいただけたことを、とても心から光栄に思います。
あの時代の大和国の話を少しさせていただくことが、この者(アマーリエ)のリハビリにも良いとうかがいましたので、今日お話しさせていただきたいと思います。

あの時代の大和国の話はもうはるか昔の話で、皆さま方の記憶の中には、神話の中のひとつとしてしかないかもしれません。
わたくしはその当時、日向(卑弥呼)様の姪として、この地上に誕生いたしました。
そして小さい頃はとても活発で、父が日向様の兄でございましたので、そこの娘として自由に、伸びやかに暮らしておりました。

日向様にはお子さまがなく、ひじょうに血縁というものを重んじた国でございましたので、一族の中で、わたくしがたまたま霊能力があるということで、日向様のご招命により養女となり、巫女の修行をすることになったのです。
それが十二歳の頃でございました。

その時に、日向様のおられるところに、わたくしも一緒に寝泊まりするようになりまして、そこで将来巫女として日向様がおやりになっているようなことを、いずれお助け申しあげるようなことができるようにという、修行が始まったのでございます。

もともと自由に、伸びやかに育った娘でございましたので、あまり国政ということに携わるようなことはとてもわたくしには窮屈で、あまり好ましいことではなかったのです。
でも少しでも日向様のお役に立てたらと思って、ご招命にあずかったのです。

当時は、先生について、なぎなた、剣の稽古もしておりました。
女性なのになぜわたくしたちがこのような場所でそのような稽古をするのかと、不思議に思われる方もいるかもしれませんけれども、まだ三十余国の国々をまとめあげただけの国が、大和国、今でいう邪馬台国でございましたので、ほんとうの意味で統一された国ではなかったのです。

そして、いつその大和国、邪馬台国に刃向かう者たちが出てくるかもしれぬということで、警備の者、武人の者たち、そして女性たちであったとしても、常になぎなた、弓矢の稽古というものを、必修として幼い頃よりやっていたのです。
今でいう、あなた方でおっしゃる戦闘系と呼ばれている方々が、女王が立つ時には周りに立って守ってくださったということが現実なのです。

皆さま方はどこまでご存じかよくわかりませんが、神様のご計画の中で、今回の文明が立ちあがる時に、始まりと終わりの地というのが決まっているのです。
この大和の地が最終的な法を伝えて、地球をまとめあげていく地になるということは、今回の計画、今回の文明の計画の中におきまして、もう決まっていたのです。

ですから、この日本という、大和の国を立ち上げる時に、古来の日本の神々だけではなくて、海外からのさまざまな神々が入っているのが、実は日本神道の神々の実情でもあるのです。
そして日向様も、ヘラ様と同じように、やはりこの地を守るためにお出になられ、わたくしもそれにお供する形で出てきたというのが現状でございました。

ミカエル様も神産巣日神様(かみむすびのかみ)としてお出になられ、皆さま方がご存じではない方々、イスラム圏からの方々であられましても、日本神道の神としてお生まれになった方がおられるのです。
そのような形として国を立ち上げるということ。
それを、今回の文明で立ち上げるということに意味があったのです。

ですから、日本神道におきます大和国、そして、大和朝廷と呼ばれているあたりの国を立ち上げる時に力を尽くした者たちは、今回また大挙して、この文明の終結の時に降りてきているのです。

壹與(とよ)

三世紀頃の邪馬台国の女王。日向(卑弥呼)の死後、男性の王が立ったが混乱が続いたため、彼女が十三歳で王となり国を安定させたという。

2.神の言葉を伝える巫女の役割

わたくしもこの日本という国の始まりに関わり、そしてこのおしまいの時にまた関わりあう。
その時しか実はこの日本という国に生まれていないのが実情なのです。
この文明を看取るという意味におきまして、今回、生まれさせていただいたということが現実なのです。

あの当時の国は、まだ九州地方を中心にした寄せ集めの国でございました。
各部族、各豪族をまとめあげたところで、日向様という、絶対的な権限のもとに多くの武将たちが集まって、ひとつの寄せ集めの、共和国のような形だったので、日本武様によって統一されたような、ほんとうの意味でまとめあげられた国ではなかったのです。

そして、大陸からも近かったので、常にその影響というものにおびえた、そういう政治体制の中にあったのです。
その中で、男性が主導権を持っても、なかなか国が治まらず、われこそはわれこそはという武将たちが乱立し、国が分裂して、国民は常にその争いの中で苦しむという日々が続いたのです。

そこに日向様のような、女王様のような方が立たれて、その女王的な愛の中で多くの人びとをまとめあげて、多くの人びとに平和の暮らしをもたらすために、武将たちに、「あなた方がわたくしに力を貸してほしい」という神の天上界の言葉とともに呼びかけた時に、不思議と国は治まったのです。
それがどうも大和の国、日本の国という、天照大神様からの、この大和国の、日本という国のあり方のようにも思うのです。

そして日向様がお亡くなりになったあとに、日向様の弟様であられた方が、後添えをもらわれて、あとをとられたのでありますけれども、やはり男性が中心に立ちますと、それを待っていたかのように、各武将たちが暴れ出しまして、国がまとまらなくなったのです。

そしてその時に、神のお告げを聞く女性を出したほうが、この国が治まるのではないかと、そのように言われて、巫女の修行をしておりましたわたくしがまた駆り出されることになって、まあこのような使命を負うことになったのです。

その当時、わたくしは神様の言葉をうかがいながら、この国を、これからのちの日本の、礎とする国として守りなさいということを言われました。
そしてその国を守ることによって、これからの日本の長い歴史が始まるのだということも言われました。

そのためにわたくしは、天上界の言葉を多くの人びとに伝えて、各部族長たちに、武将たちに伝えたのです。「どうか力を貸してほしい」と。
「わたくしはあなた方に、実力があることはよくわかっています」と。

「でも、わたくしたちが望むことは、大きな愛の中においてこの地上の国民たちが幸せに生きることなのです」と。
「どうかそのために力を貸していただけないか」と。
天上界の言葉とともに私は伝えただけなのです。

けっして日向様のような、絶対的なカリスマ的な力があったのではないかもしれません。
でも、日向様から流れるその力で、男性の方々の力で国が治まっていたのならば、わたくしが立つ必要はなかったのかもしれないのです。

でもその時に、治まらなかったがゆえに、神の言葉を伝える巫女として駆り出されてきたという意味においては、今回のレムリアの、この者の立場おいても、同じではないかとわたくしは思うのです。
この者もたぶん、けっして自分から出たいと思って、出てきたのではないと思うのです。

わたくしの時も同じであったのです。
もし、それで国が治まってくれたのならば、武将の方々がそれでみんなで力を合わせて、やってくれたのであったのならば、日本武様につながり、長い長い日本の国の始まりが築けたであろうけれども、ひじょうに内部分裂、それと大陸からの脅威というものの中で、大和国、邪馬台国というものが分裂しそうになり、その時に、わたくしが神の命により駆り出されて、たまたま女王という立場に立って、その使命をお引き受けしたというのが現状であったのです。

3.地球規模の体制づくりの縮図はすべて日本にある

神様のご計画というのがあります。
それは一個人のそんたくでは、自由意志ではどうにもならない、大いなる大いなる計画でございます。

これから新たな文明が築かれ、そして世界中のさまざまなところで、多くの人びとが修行したとしても、最後、法灯をともす国が、この日本の国、神の国、大和の地、日本であるということを、私たちは告げ知らされていたのです。

この国を始めるということ、国を始めるということ、築くということ、基盤を築きあげるということ、そのために、あの当時の日本神道の、まあ今でいう、あなた方でいう、神と呼ばれている、その使命をおびた光の天使たちが地上に降りて、あの時代、国をつくりあげたということが現実なのです。

その時においては、まだまだ国も治まらないし、人びともひじょうに野蛮化してきていたので、やはり戦闘系と呼ばれておられる方々が中心になられて、国を平定し、まとめあげ、ひとつの国という形の基盤をつくられたのであります。

そして日本武様という方もお出になられます。
基盤をうち、天照大神様により、わたくしたちは大いなる天上界の信仰心というものを学ばせていただいたのです。

天照様の説かれた法により、大和国は光り輝いていたのです。
天上界と結ばれていたのです。
ご指導を受けていたのです。

そして、それをもって、日本の天皇家という、国の始まりを、大和武尊をはじめとする、この今まで続いた長い日本の歴史の始めとなっていく王朝を築く、そういう体制の基盤をつくられたのです。

そしてあなた方がされることは、この日本の地から、新たな価値観の中において、地球ルネッサンスという、新たな地球の体制の改革をなさるということです。
それを教えの中により、わたくしはまた、天上界の言葉とともに、皆さま方にお伝えしていくのです。

わたくしたちの時もすぐ日本武様が国を平定され、政治的な国家体制をつくられたように、またそのご本人が地上に降りられ、新たな地球維新の骨格、体制をつくられるという、そのような戦闘系の方々が出て、今度は地球規模の体制づくりをやろうとなさっておられるのです。

ひとつの小国、島国日本と申しましても、そこに降ろされた縮図というものは、この地球規模の最終的な大改革に結びつくもので、その凝縮された、予定された計画というものが、この日本の地に降ろされていたということなのです。

明治維新ということも皆さま方、聞かれておられるでしょう。
多くの、あなた方でいう戦闘系と呼ばれている方々が、この素晴らしい明治維新というものをなさいました。

そして、それが日本の地で起きたということが、日本の地をもって世界維新、地球規模の改革が行われるということ。
その縮図がすべてこの日本に詰まっているということなのです。
その使命をおろされていたのがこの神の国、日本の国、大和の国であったということなのです。

そこに個人のそんたくは、自由意思はなく、ただただ神の使徒として、精いっぱい生きる、その使命を受けて生きるということしか、わたくしには手段としてなかったというのが現実でございました。

皆さま方はいろいろな地において、さまざまな修行をされてこられた方々と思います。
でもこの今最後、地球の総仕上げの時におかれまして、この日本の地に集われ、ある意味でいうと、わたくしたちの時の国始めの時の、今、日本神道で神々と呼ばれている、その者たちの姿にたいへん似ているように思うのです。

神という名は、あとの者たちが呼ぶことなのです。
他にも多くの方々が生まれておられたのです。
でもその時に、天上界の命をわが命として、使命として、命がけで果たして生き抜かれた方々、その方々を後の世の人は神と呼ぶのです。
神話になるのです。

けっして一個人が神になるとはわたくしも思いません。
でも、命をかけて天上界の使命のために、神々のために、人類の平和と幸せのために生き抜いた時、後の世の人は、その方々のことを神と呼ぶのです。

今おられるあなた方は、どのように生きられるかによって、後の方々から日本神道の神と呼ばれる位置におられるということです。
それだけの仕事をされるかされないかは、あなた方の覚悟と決意によるのだとわたくしは思います。

たかだか数千年の歴史の中において、命ある限り、神の命のもとに、使命のもとに生き抜いた者たちは、後の世において、どのように呼ばれたとしても、自らの魂の中において、その個性において、どれだけ自分らしく生きて、この地上の、この地球の、人類のために貢献できたか、そのことだけを考え、そしてそれを選びとって生きていくことが、わたくしはいちばん大事なのだと思うのです。

皆さま方には、素晴らしい能力があるということです。

4.愛によって男性の才能を育むため、女神が上に立つ

またもうひとつお願いしたいことがあります。
この地上に、女王が立つということ、例えば天照様の時とか、日向様の時、わたくしの時もそのような立場におりましたけれども、そのような時に、この女性の立った者が、すべての能力があるからあなた方の上に立つのではないということ。
そのことをどうかわかっていただきたいのです。

確かに、天照様や、日向様あたりになりますと、そのようなお力が強いのですけれども、ほんとうにそこで起きていることは、男性が上に立たぬということは、いかに男性の優れた方たちが輩出している時代であるかということを、皆さま方に理解していただきたいのです。

皆さま、実力がある方々が、男性たちが、ここぞとばかりに、こういう大計画の時には出ておられるからこそ、自分が、われこそは、わたしのほうが、俺のほうが上であるというふうに主張し合うがゆえに、国がまとまらないのです。

逆に言うと、周りに凡人ばかりが出ていて、一人か二人優秀な方々がおられるのならば、その方に男性たちも従って、国はまとまるのかもしれません。

でも、今こうやって見回しておりましても、各文明の中で、各さまざまな宗教の中におきましても、お力のある皆さま方がこうやって集まっておられる中において、男性方がひじょうに優秀な方々がおられるということは、なかなかそこにおいて、皆さまの自己主張が激しくなるということなのです。

そういう時にこそ、女性というものが出てきて、まあ神の命によって、女性の母性によって、愛によって、優秀な男性方を包み込み、皆さま方の優秀な才能を引き出すことによって、大いなる神の計画を推し進めていこうと、そのように天上界の神様が思われるからこそ、わたくしのような者が、そして女性の女神たちが立ってきて、この計画を推進しようという、そのような方向に流れるのです。

ですから、男性方が力がないから女性の指導者が立つのではなくて、逆にいうと、男性陣の、ひじょうに優秀な方々が、われこそはと出てこられる時代だからこそ、まとめあげるために、愛によってあなた方を包み込むために、女性の役割としての女神たちが降りてくるということが現実であるということを、どうか皆さま方知っていただきたいのです。

そうしたら、どうなさいますか。
あなた方は神の子です。
そして天上界の神よりも、そして地上に降りたわたくしたちによっても、あなた方は愛されているのです。

その中で、どうか優秀なあなた方の愛をもって、その優秀な能力をもって、天上界の神々のお力になり、この計画を推進するために、どうか尽力していただけないかと私は思うのです。

そのあなた方の力を最大限に、百二十パーセント出し切っていく過程の中にこそ、天上界の神々がご計画されたことが成功する方向に行くのです。
どうか皆さま方のお力を出していただきたい。

そしてこの中心に立つということが、あなた方のけっして上に立つのではないということ。
あなた方の才能を育むために、わたくしはこの地上に降りてきたのであるということ。
あなた方を愛するために、わたくしはこの地上に来たのであるということ。
そしてあなた方を愛するために、またあなた方を受けとめるために、わたくしはけっして逃げないということ。

それはかつての時代もそうでした。
ですから、逃げませんから、もうここにいますから、どんな時にでも、どんな時があっても、あなた方の前からわたくしは逃げないし、あなた方の能力を最大限に活かすために、神々の言葉を伝えますから、あなた方の力をもって、どうかこの計画の計画のためにお力を貸していただきたいのです。

わたくしのできることといったら、それしかないかもしれません。
天上界と地上の方々とのパイプになることにより、そしてあなた方を愛で包んでいくことによって、あなた方の本来の、神の子としての、素晴らしい個性、素晴らしい才能を開花させていく、それは母親が子どもを育てていくのと同じものなのです。

そのような思いの中で、皆さま方が最大限、皆さま方になっていくために、わたくしたちはその使命を受けて地上に降りてくるのです。
けっして男性の皆さま方の上に立つために、地上に降りてくるわけではないということ。
そのことをどうかわかっていていただきたいのです。

5.地球の人びとの心をつないでいくのは、愛の心

わたくしはその当時も、大和国のあと、日向様のあと、結果的に担ぎ出される時になって、そのような決意をしたのを覚えております。
逃げちゃいけないんだって。
自分はこの立場で生きていかなくちやいけないんだと、自分に言い聞かせたのを覚えております。

そして自分が、優秀な皆さま方のような能力がないということもいつも知っているのです。
でも、「わたくしにできることであるのならば、どうか神よ、多くの人民のために活かしていける、お役に立つ人生でありますように」という祈りをもって、その使命を受けとめ、そして多くの武将の方々に呼びかけたのを覚えております。

「このまま邪馬台国が、大和国が、分裂して滅びてしまうのも、あなた方が力を貸してくださるのも、あなた方の決意ひとつなのです」と。

「やっとこの大和の地に、天照様以来の、神の国としての光がともり、これからひとつの国としての始まりが来るのに、あなた方はそのように、自分たちの自己主張をしながら、この国を分断して、滅ぼしてしまうのか。どうか多くの方々の力を貸していただきたい」と。

そして、「日向様が築きあげられた大和国、邪馬台国というもの、外国からも承認されるような、この国の礎として、どうか皆さま方の力を貸していただきたい」と、そのように多くの武将の方々の前に出て話をしたのを覚えております。

そうやって国をまとめたのです。
けっして権力や力で分裂しそうな国をまとめたのではないのです。
力に力をもって抗したのならば、必ずその反発が出るのです。
その力によって解決できるようなものではないのです。

今の世界情勢をみても私はそう思います。
多くの宗教がそれぞれの自己主張をしております。
そしてさまざまな列強の国々も自己主張しております。

イスラム圏に対してはキリスト教圏が、武力によっては武力が、核爆弾なら核爆弾をもって、政治体制や、国力や、お金を持っていることなどを通して、利権やなんかを通して、力同士でねじふせようとしすぎているのです。

最後地球をまとめていくには、人びとをまとめあげていくには、人びとの心をつないでいかなくてはなりません。
けっして力に対して力でまとめていくのではないのです。
ねじふせていくのではないのです。

人びとの心を最後まとめあげていくにはほんとうにあなた方を愛しているのだという、愛の心、信頼の心、神様に通じていく、その絶対的な愛の心の中で、多くの人びとの信頼というものを勝ち得ていくしか、ないということなのです。
それをわたくしたちはしたのです。

小さな小さな邪馬台国という国だったかもしれません。
でも、邪馬台国をまとめあげていった、その女王という者たちの役割、それは地球規模におきましても、「けっして力で他民族を、他宗教の者たちを、ねじふせようとしても治まらないのよ」と。
「あなた方をほんとうに愛しているのよ」と。
「宇宙におられる神は、ほんとうにあなた方を愛しているのよ」と。

それをほんとうの意味で伝えていけたとき、その思いが真実なものであったときに、相手の方々は変わっていくのです。

槍を向け、今でいうなら鉄砲を向けて、核爆弾を互いに射程距離に向けあっている者たちが、槍を、銃を収めていくのではないのでしょうか。

その思いの中において、ほんとうの意味で、この天上界から降ろされている計画を実行する光の天使たちとして、ほんとうに心の中に、この計画を成功させたいという、自分の身を犠牲にしようとも、自分の幸せを犠牲にしても、多くの人びとを幸せにしたい、この計画を遂行させたいと思う愛が、あなた方の中にありますか。
力で、能力だけで、蓄えた知識だけで人びとをねじふせても、人びとの心というのはまとまらないのです。

「ほんとうの意味であなた方を愛しているよ」と。
「ほんとうの意味で宇宙の神々は、神様はあなた方を愛して生かしてくださっているのよ」と。

そして、「あなたの前にいる私は、ほんとうにあなたを愛しているのよ」と。
「私はあなたの前から逃げないのよと」。
「だから、いつでも、あなた方の力をもって、あなた方も恐れずに、人びとを、地球を愛してちょうだい」と。

そのように言える者たちがいたのならば、多くの人たちは変わっていくことでしょう。

6.神の子としての力を出しきるとき、天上界の計画は成功する

ひょっとしたら今の地球に必要なのは、地球人類に必要なのは、そのような呼びかけかもしれないとわたくしは思うのです。

アメリカの大統領が力でねじふせようとして、イスラムの方々は変わりましたか。
ますますご自分たちの宗教にしがみつき、ますますアメリカに対して、キリスト教に対して、憎しみを深めただけではないのでしょうか。

「違うのよ」と。「あなた方が信じている神がいて、一方で私たちが信じている神がいても、それはいいの」と。「そんなもんじゃないの。
わたしたちはみんな同じ神様に生かしていただいている、同じ家族なのよ」と。
「あなたはわたしの愛する家族なのよ」と。

そのことをほんとうの意味で、心を、思いを尽くして伝えたことがありますか。
その思いが相手を変えていくのです。
相手の憎しみや、怒りの鉾を収めていくのです。

それをしないから、力ばかりで戦おうとするから、あなた方の世はますます混乱していくのではないかと、わたくしは思うのです。
わたくしはそれを伝えたいのです。

あなた方に比べると知識もないかもしれない。
たいした能力もないのはわかっているのです。
でも、そのような能力や、知識や、優秀さは、あなた方が十分お持ちなのです。
私はあなた方の優秀な、その蓄えてきた素晴らしい能力を、あなた方の個性を、才能を、ただ光らせていただきたい。

それを引き出してさしあげたい。
あなた方があなた方の光として輝くことをお助けしたいと、そのためだけに地上に降りてきているのです。
ただそれだけなのです。

そのためにわたくしは地上に来ました。
あなた方、わたくしはそうやって過去も生きてきたのです。
確かに戦闘系と呼ばれている。
その当時もなぎなたを持って、おてんばなところがありましたし、自由なことが大好きなので、宮廷の生活というのにはもともと合わない体質を持っているのです。

でも、やはり神様のご命により、使命が降ろされた時には、やはりその神明に沿って生きるということが私の魂の使命感、喜びとなっているのが事実なのです。

でありましたら、皆さま方の中にも、やはりご自分の使命というもの、命をかけて生きる場所、明治維新の方々でいうのならば、自分の死に場所、そこを皆さま方もおわかりになっておられると思うのです。

長い長い永遠の転生なのです。
転生の中には、さまざまな人生があるのです。
でも天上界の招命を受けて、神の子として、ここ一番がんばって生きているときなぞ、そんなにないということなのです。

その中で皆さま方が、ありのままの皆さま方として、才能を出し、光を出し、そしてそれがのちのちの、地球の人びとの幸せに結びつく、地球の方々を、神を愛していく、あなた方の人生のきらめきになっていく、その姿勢になっていくのだとしたのならば、今世、ためらうことなく、その使命の中に邁進されることが、私は素晴らしいことではないかなと思うのです。

皆さま方のお力を出していくことをもってしか、この大救世の計画の実行完遂ということはあり得ないということです。
成功はあり得ないということなのです。

女性が上に立つたから、女性が出てきたからといって、神の言葉を伝えるからといって、どうかご自分を小さく思わないでいただきたいのです。
そんなことは何の意味もないということです。

皆さま方が皆さま方の力を出していくこと。
そしてこれから今、インターネットでも、さまざまな、メーリングリストの中におられる方の中にも、これからの縁をたぐって来られている方がおられるのです。
よろしいですか。

多くの神の子たちの才能を、どれだけ多く引きあげていくことができるか。
どれだけ神の側に、その力として、援軍として、味方につけていくことができるかによって、光対闇の決着というのはつくのです。

それは神の子が、神の子として、光の子として、自分の力を、フルに出した時に、完全に出し切った時に、この天上界の計画は成功するのだと、わたくしは思います。
それほどに今、闇の勢力が強いということもまた申し上げておきます。

闇の勢力に負けるのか、光の勢力として、この天上界の計画を最後完遂することができるのか、それは多くの人びとが悩んでいる間もなく、ひとつの時の流れの中で、決着がつこうとしているのです。

そこにレムリアが燦然と現れたということ、そしてそこに戦闘系の者たちが大挙して出てきているということは、今この地球の将来を考えていったときに、この地球という惑星を、光の星にしていくために、この大和の国に始まり、大和の国でその終結を見ようとしている。
その地にあなた方は生まれあわせておられるということが、この現実なのです。

そのために皆さま方は、今回、日本の地に生まれるためにあらゆる努力をされてこられたはずなのです。
生まれてしまうと忘れてしまうものなのです。
でも今世の生というものは、それほどに尊く貴重なものであるということを、どうか皆さま方わかっていただきたい。

たかだか数十年かもしれません。
でもこの数十年どう生きたかということが、天上界に帰ったあとも、のちのちまた転生してきたときにも、大いなる思い出として皆さま方の心の中に残られることでしょう。

人生には勝負時というのがあるのです。
そうなれば、永遠の生命の中においても、勝負の時というのがあります。
今回の人生こそが、皆さま方の中においては勝負の時なのです。
これだけ多くの地球人類が生まれていながら、その大事な大事なことに気づけた方々は、ほんとうに一握りなのです。

明治維新においても、わたくしたちの国始めの時においても、今でこそ神と呼ばれたとしても、その当時はばかげたことと一笑に付されたことだってあるのですよ。
でもこの一握りの方々が、歴史を進めていかれるのです。
一握りの方たちがこの地球の未来をつくっていくのです。

わからぬ方はたくさんおられます。
でも、わからぬ方はわからぬ方たちでよいのです。

わかるあなたたちが、どうかこの地球の次のページを開くために、お力を出し、皆さま方が長い間このために蓄えてこられたパーニャパラミタを、全勢力で出されて、この救済の大計画、神のご計画のために、力を尽くしていただきますよう、ご協力いただけますよう、心からお願いしたいと思います。

7.日本において女性たちが堂々と正面に出る時代が来た

いつの時も、わたくしが前面に出ると申しますよりも、必ずお力のある方の補助のために出てきているのが、わたくしの役割でもあるのです。

しかし、たまたま今回そのような者が、このような立場に来たということ。
それゆえに力不足なことはあると思います。
天照様や日向様、ヘラ様に比べますと、ほんとうに力不足なところはあると思いますけども、わたくしはわたくしの個性で精いっぱい、この身分不相応な任を受けさせていただきたいと思いますので、どうか皆さま方のお力、ご協力をいただきたいと。

そして、最後この地球を、幸せな星に、愛の星に変えていくために、シフトアップさせていくために、幸せな地球の未来を夢見て頑張りたいと思いますので、どうか皆さま方のご協力をいただけたらと思いまして今日参りました。

この者は巫女としての修行を受けておりません。
今世(生を)受けてから、巫女としての修行を受けていないのです。
わたくしたちの時は、幼い時より巫女の修行というのを受けておりました。

ひとつの磁場の中において、他の巫女という者たちがいて、それを磁場的にも援護していくという、今でいうとフォローするというのでしょうか。
フォローしていくという体制というのが、古代の国では、レムリアの時でもあったのですけども、今はそういう体制がないのです。

ですからひじょうに、もともと身分不相応な霊格の方の霊言をとっておりますので、そのような予備知識がないがゆえに、この者が、自分の体を痛めてしまっているということがあるのです。

でもこれからは、わたくしがこの者を脇でサポートいたしますので、巫女として限界が来たときには、これ以上してはいけないということを、やはりわたくしが指導していきたいと思います。

皆さんの中にも、大和の国に、邪馬台国に出ていた方々がいらっしゃいます。
あの時代は、戦闘系の方々だけではなく、女性の官僚や閣僚と呼ばれている方々が多く輩出したのです。

ひじょうに日向様のお力が出ていたこともありまして、ひじょうに優秀な女性の方々、そして、男性でもそうだったのですけども、女性においても、天上界と交信できる霊的な能力が優れた方々というのを多く輩出しておりました。

ですから、巫女という、天上界と交信できるということが、ある意味でいうと、その方の能力、霊格、心の進み具合いを測る物差しとなっておりました。

そういう意味において、巫女職にある者が女性官僚になったり、今でいう女性大臣などの立場になって、ひじょうに収入も多く、独立している女性たちの姿というのが多くあったわけです。

ですから、今またこの時代に来て、女性の大臣とか、閣僚をやっているような、優秀な、知的な女性たちというのは、邪馬台国の時に、大和国の時に、やはり実力をもって活躍していた方々が多いというのも事実でもあります。
ですから、またそのような女性たちが、堂々と正面に出る時代が来たと思っております。

皆さま、これをご縁にわたくしも指導霊の一人として、これからご指導させていだきたいと思いますので、お見知りおきをいただきたいと思います。
今日は失礼いたしました。
ごめんくださいまし。

bottom of page