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Project Eden

ヘルメス(エル・カンタラー)

地球霊団における最初の九次元存在。現代日本にORとして肉体をもち、正法神理を説いた。役割分担:黄色光線(法・慈悲)。転生等について:金星から招聘、エル・カンタラー(エル・ミオーレ)→ラ・ムー→トス →リエント・アールクラウド→オフェアリス→ヘルメス →ゴーダマシッダルタ→OR

第2章 ヘルメス:愛の原理を基礎とした繁栄、発展

1.文明実験を通しての学び

2.平等な神の子の機会均等システム

3.分かち合いの精神の欠如

4.恐怖心と悲しみが生み出すもの

5.愛に基づいた価値観が社会を変革していく

6.天上界からの言葉が降りる時代は終わりを告げるだろう

7.答えだけを与えるような神は神ではない

8.最終決戦の舞台で使命を果たす

9.感謝と謙虚さをもって

10.日本の使命

11.答えを決めるのは一人ひとりの自由意志

12.多くの人びとに仕掛けられているトリック

1.文明実験を通しての学び

私は、あなた方の文明の中において、エル・カンタラーと呼ばれし者の生命体のひとつとして、かって、ギリシャの地により、ヘルメスと呼ばれた意識にひとつでございます。

このたびはわが使命を全うすることがかなわず、あなた方において、たいへんなご苦労をおかけしていることを、心より申し訳なく、まず、そのようなお詫びをさせていただきたいと思っております。

私がヘルメスとして、かってギリシャの地において生まれしとき、我らがギリシャの地というのは、まだまだ、戦乱に次ぐ戦乱の中において、人びとの生活は、幾ばくも安定する状態にはございませんでした。

しかし、神理を降ろされた後に、私は人民に希望を与えたいと思い、繁栄、発展の原理というものをもって、人民の気持ちを、人びとの気持ちを、明るい方向に、持っていく方向につなげていったのです。

かってのギリシャの教えについては、ポセイドン、ゼウス、ヘラ様と呼ばれる方がたが、あなた方にメッセージを送られておりましたので、重なることは避けたいと思います。

私の生命体が今回、日本の地に下生し、さまざまなる神理知識というものを降ろしました。
それが今後の世界に向かってどのようにつながり、繁栄、発展していくかということ、そのことのほうが、私にとっては、あなた方に、ためになるのではないかというふうに感じております。

これから先の地球の未来をつくっていく上で、私が思うことを、あなた方に今回、初めてでございますので、メッセージさせていただきたいと思います。

今、数々の経済学者という方がおられて、資本主義、共産主義というイデオロギーの闘いの中において、人びとは数々の試行錯誤を重ねてまいりました。人びとの中にあるものは、いかにしたら人びとを幸せにできるかという理念であったと思うのです。

富の平等化、そして機会の平等、均等化ということを通して、人びとがいかに貧困にあえぐ中から、物質的な部分を通して、人びとを幸せにしていくということはいかなる道であるかということを、経済活動を通して考えてきたのが経済学者であり、また社会的な意味での、法律、社会機構を学ぶ者たちであったと思うのです。

イデオロギーの対立ということが、近現代においてそれぞれの結果を、終着を見ております。
共産主義という体制が、今においては、もう意味をなさぬものであると、ひとつの文明実験の結果であったということを人類は学んでいっているはずなのです。

人類にとって、答えをいつも与えることが我々の使命ではありません。人類が文明の実験の中において、ほんとうに何が正しかという方向を、その身をもって学んでいくという、その学習の場を、チャンスを与えるようにセッティングすることが我々の使命であります。

イデオロギーによる対立というものが、いかにむなしいものであるか、富による平等化というものを押しつけることが、いかに人間たちの、神の子たちの意欲をそぐことであるかということ。
そのことを数々の対立の歴史、こういう抗争の歴史の中において、人びとは中世以降、学んできたのではないかと思います。

2.平等な神の子の機会均等システム

そして、これにおける共産主義の終焉をもって、これから新たな時代の幕開けがなされていくということ。
共産主義体制というものが否定され、今、民主化という流れになっているけれども、では、民主化という流れの中において、資本主義体制というものが勝利したかというと、私は、そう思いません。

そのような二元対立の相対論の中において、あなた方が学ぶという意味においては有効であったかもしれないけれども、そのような相対論の中において、あなた方が学んだ資本主義体制、民主体制というものが、けっして完全なる善であるということを我々は思っていないし、人びともそのうちに、それを身をもって学ぶことになることでしょう。

今、共産主義の崩壊の後に、資本主義体制の崩壊というものが行われております。
そのようなものが、もう少し時の流れの中においてーー。
今は資本主義体制のトップとして、世界をリードする国として、アメリカという国があるでしょう。
でも、そのような国が、そのうち音を立てて崩壊する時が来るでしょう。

資本主義対共産主義という二元対立の抗争があった中で、片方が先に滅びたからといって、片方が勝ったわけではないのです。そのどちらもが本来の道ではなかったということを、人類が学ぶために、我々はその時をかけて見守ってきたということなのです。

かといって古代のような、徳治政治と呼ばれるているような、そのような神につながる善なる指導者を持って、人民をすべて指導していくというような、そのような体制が、もうこれから後の世において有効であるかというと、私はそのようにも考えておりません。

かって古代の時代には、巫女と呼ばれているような方がたが、日向と呼ばれているような、ああいうデルファイの神託のようなものを通して、人びとは天上界につながることによって、人びとに天上界の指導を地上に降ろしていくことによる、一部の徳ある大指導者によって人民を治めていくという体制があったのです。

そして、それ以降、それの形骸化した形として、中世の専制君主制というものがあったかもしれません。
でも、それの流れを通し、一時、反動のような共産主義、資本主義という機会平等の形があったかもしれないけれども、これからあとにくるものは、そのような体制ではないということ。
人びとが、ある意味で、その総合的な合算されたものの中に出てくる、社会体制というのが出てくるのです。

それは、自ら一人ひとりが、神の子であるという認識において、神の子としてどのようにこの地上を治めていったらいいかということを、一部の為政者だけに任すのではなく、一人ひとりが、みんながそのように願いながら、共産主義とも資本主義とも言えないシステムを確立していくのです。
その結果、平等な神の子の機械均等システムというものが現れてくるのです。

あなた方には、わからぬ。
今、まだ想像もできぬことかもしれぬ。
でも、他の惑星体制の中において、進化した惑星ではみな、そのように生きているのです。
誰かひとりの王族、誰かひとりの絶対的なる権威者によって、あなた方を治めようとするのではない。
高圧的に、支配的にするものでもない。

一人ひとりが神の子だという意識に目覚めることにおいて、人びとが手をつなぐことにおいて、この地球を守っていくのは、一人ひとりの責任であるということをもって、自らが神に結びつき合うことにより、縦の神との連結において、横の人びととの手を取り合う関係の中におき、この地球という惑星を素晴らしい進化発展にもっていく。
それが、経済機構においても、政治体制においても、確立されるべき時が来るのです。

3.分かち合いの精神の欠如

人びとが、多くの誤った富とか物質的なものにとらわれている限りは、そのようなことはありえないでしょう。
でも、今繰り返し言われていること、レムリアで繰り返し言われていること、とどのつまりは、宇宙の根元が愛の法則で、愛のエナジーであるということを明かされていること。
愛の法則がすべてで、それで宇宙が動いているということ。
その法則をもって地球も治められなければ、地球のこれ以上の進化、発展はないということ。

地球というもののシステムにも愛の原理が、愛の法則が生かされなくては、この地球の未来はないということ。
そのことを、あなた方が社会機構においても理解しなくてはなりません。

単に宗教的なもの、スピリチュアリズムの精神性の中だけにおいて、愛は説かれるべきものではないのです。
愛というのは調和であり、分かち合いであります。
そのようなものを社会システムの中においても、人びとがいたわりと、調和と、分かち合いということを、愛という名のもとに、人びとが神の子であるという誇りをもって、互いに助け合い、貧しい者に分け与えていったなら、どのようになるでしょうか。

文明国のトップの中には、いま、肥満と闘っている者たちがおります。
食べ物を食べないように、いかにしたらローカロリーのものになるかということを、四苦八苦している者たちがおれば、アフリカの中には、食べるものもなく、やせ衰え、目が飛び出し、腹が膨れ、死んでいく子どもたちがいるのです。
そのようなときに、何か根本的に間違っているかと言ったのならば、分かち合いの精神が欠けているということなのです。

グローバルにものを見ていくのならば、一国、ひとつの圏、一エリアという感じでいるから、自分たちだけ満たされているから何の問題もないと思うのであるけれども、これからグローバルな世の中になっていったときに、人びとはこの地球人の一員として、脇で飢えて死んでいくかわいそうな子どもたちがいるのならば、自分がダイエットするために苦しむのであるのなら、その彼らに、少しでもおいしいものを届けようとしていったときに、世の中の貧富というもの、悲しみというもの、苦しみというものが、徐々に徐々に淘汰されていくのです。

そこまでいくには、一人ひとりの意識レベルというものの改革、向上というものが、ひじょうに、必然として要求されるのです。
そこの部分が、ほんとうにひとりの気持ちの中にわかっていったとき、人びとの気持ちの中に、ほんとうに宇宙の愛の神に生かされる、この地球の中に生きる、地球という惑星の一員であるという気持ちが、ほんとうに根づいたときに、人びとは自分のものを捨ててでも分かち合って、貧しい者たちに分かち合って、幸せを望んでいくことでしょう。
そのような思いがわからぬのならば、地球の未来はないということなのです。

4.恐怖心と悲しみが生み出すもの

もうイデオロギーにおける、システムにおける改革というものは、そのようなものは、ある意味で出尽くしたといえるでしょう。
その後におけるのは、愛の原理における、人びとが、地上の三次元の者たちが、実は、天上界における輪廻転生を繰り返す永遠の魂であり、神の子であるということを踏まえた、あなた方が永遠の命を生きる旅人であるということを思うと、余分なものを蓄えようという気持ちはなくなるのではないでしょうか。

裸で何ひとつ身につけず、母の胎内より生まれ出でるのは人間なのです。
そして何ひとつ持つこともなく、肉体すら置いて、あの世に帰ってくる、我々の世界に帰ってくるのが、また人間なのであります。
そのようなときに、たかだか地上に出る数十年の時に、わずかな胃袋を満たすために、どれだけの食物がいるというのでしょうか。

飢えて死んでしまうかもしれないという、そのような恐怖心と、悲しみと恐れがあるから、人のものを奪ってでも、自分のものとして蓄えたいという欲により、人びとが富というものをひとり占めすることにより、飢えて、死んでいく者たちがいるのです。

分かち合いとは、愛そのものを言います。
多くの苦しみを見て、何とか力になりたいと思うこと。
たとえば、大地震というのが今、地上に幾多、起きております。
そのようなときに、人びとが、かつてであるならば、他の家の物、他のショップの、店の物を襲ってでも、奪っていった時代というのがあるはずなのです。

その中で、今はどうでしょうか。
炊ぎ出しをし、人びとが一生懸命、ボランティアの中で、行き場を失った、家をなくした人びとのために、励まし合い、役に立ち、何とか人びとを救出せんために、命をかけて頑張る姿を見せるようになっております。

天変地異が人びとを不幸にばかりするのでしょうか。
人類は大きな学びを得ていると思うのです。
自分たちが出した想念のマイナスエナジーの結果として、自分たちがやったことの反作用として、当然の結果として、行われているものではあるけれども、その苦しみを通しても、人びとはそれを乗り越えたときに、魂を光り輝かすことができるのです。

多くの人びとは、阪神大震災、多くの津波や何かによる犠牲の中で、どうでしょうか。
自分の国だけでも日本全国の人たちがさまざまな救援を行い、ボランティアとして、他の県からの人たちが、新潟の地震や阪神大震災においても、多くの人びとが駆けつけた。
日本人においてはひじょうに、精神的な向上というのが見られたはずなのです。

それ以外においても、インド洋の地震においても、ひじょうに不幸な悲劇でありましたけれども、それを通してどうでしたでしょうか。
ヨーロッパにおいても、当然、日本においても、アメリカにおいても、世界からのいろいろな人びとが救援として駆けつけ、人びとのために、多くの人びとの災害後の復興のために、一生懸命力を注いだのではないでしょうか。

今まではひとつの国の中で助け合ったのが、国を越えて、一刻も早く駆けつけて、その国の人びとの力になるんだと、いろんな国々が待ち構えるかのように準備をしているのが、もう今の時代なのであります。

それだけを見ても、かつての時代、数十年前の時代を、第二次大戦直後の世界の状況を見ても、今の状況は、かなり精神的レベルにおいても、愛と分かち合いという意味においては、進歩していると私は思うのであります。

であるならば、このような気持ちをどんどん育てていきながら、他者の痛みをわが痛みとし、他者の喜びをわが喜びとし、みんな同じ地球に生きる地球人として、神の子として、この数十年、三次元の地上において修行をさせていただく身として、互いに助け合い、分かち合い、調和し合い、そして、この地上における数十年の腹を満たす、この物質的なものにおいて、ともに助け合って、分を知ることにおいて、幸せを感じようという新たな精神的な価値革命が行われたときに、人びとは物質を貪ることをやめることでしょう。

そのような次元において、人びとの精神革命が行われたときに、人びとはいたずらに富を蓄積することをやめるはずなのです。

5.愛に基づいた価値観が社会を変革していく

そして、一部の為政者だけにより、高圧的に治められるのではなく、自発的にこの地球をどのようにしたら美しい神の星にできるかということを、数人のリーダーシップをとる者たちの指導のもとに、人びとが気づき、目覚め、社会体制の中において、人びとができる最大限の努力と技術、能力を発揮することにより、この地球というものを彩ることができるそのような未来が必ずや来ます。
そのために、我々はやっているのです。

単なる精神主義が、単なる宗教の世界だけに終わってしまうのであるのならば、日常と離れた経済行為というものとはまったく違った精神世界、宗教の世界だけにおける、愛という言葉がひとり空回りしてしまうでしょう。

でも、いちばん大切なことは、神の子であるということが日常の生活の中において活かされ、社会においても、教会の中で祈るときだけに愛を唱えるのではなく、祈りを神に対してするのではなく、日常、一瞬一瞬、一歩一歩、歩きながら、道端に、多くの遠い外国においても、飢えていく人たち、苦しんでいる人たち、足が不自由で義足がなくて苦しんでいる人たち、そういう方たちに、少しでも援助ができるようにという思いに、世界中の者たちが目覚めたのならば、また新たな爆発的な、精神的な意味での社会機構の変動というのがあるのです。

それは、そんなのは不可能であると、あざ笑われるかもしれない。
でも、かつて共産主義が猛威を振るい、スビエト連邦というところと、アメリカ合衆国というところのそれぞれの大統領たちが、核の箱のスイッチのボタンの上に手をかがしながら、お互いに威嚇し合っていた時代が、つい先日まであったではないですか。

でも、今はそのような恐怖からはお互いに解放されているのです。
だからイデオロギーとか、その時代における価値観というもの、それが究極的に見るのであるのなら、神の価値観におけるものだけ、愛の価値観にかなうものしか、この人類の未来を、地球の未来をつなげるものはないのだということを、あなた方はもう知らねばなりません。

なぜならば、宇宙の根源が愛のエナジーそのものであり、愛の法則そのものであるから、その宇宙の中で、愛の法則のもとに我々は生かされ、創造され、生きているのです。
だから、愛の法則にかなわぬ生き方をした者は、いずれ自然淘汰の中で滅びていくということをもって、また振り出しに戻るという修行をさせられているのです。

よろしいですか。
だから、互いに分かち合い、調和、愛というもの、神に対する絶対的なる感謝というもの、自ら、何ゆえにつくられたかということ、それがわかるのならば、何をせねばならぬのかということが、人類は必ずや自問自答の中に出てくることでしょう。

それは、我々が語る言葉ではない。
あなた方が、そのシチュエーションの中において、さまざまな論議を繰り返しながら、その答えを見つけていかねばならぬのです。

6.天上界からの言葉が降りる時代は終わりを告げるだろう

愛と分かち合い、調和と平和、神に対する絶対的なる信仰、それが何よりも何よりも大事なものであり、それが難しい。

今、あなた方の世界の中において、経済的に、社会学的に、政治学的に見たら、「そんなものが」と鼻で笑われ、せせら笑われるかもしれないけども、それが今、申し上げたように、いちばんの根本であるということ。
そのことをもって、今、我々はレムリアにその基本となることを、繰り返し繰り返し、各霊人と呼ばれている方が唱えられておられるのです。

あなた方は今、自分たちがどのような立場にあるかということ。
知的にはひじょうに優秀な方がたであることはわかっているのです。
しかし、今あなた方がやるのは各論ではない、総論であるということ。
総論を唱えられる者が、いちばん、ある意味で価値のある者。

イエス・キリストが難しい各論を唱えられたか。
仏陀が難しい各論を唱えられたか。
モーゼが難しいことを唱えられたか。
そのことをもっとよく考えていただきたいのです。

彼らは、一冊の書籍たりとて残しませんでした。
ただただ愛を、正義を、神の理を語っただけではないですか。
やさしい言葉で、それをもって多くの者たちが後に、難しいというか、各論として発展させ、社会の隅々まで行き渡らすことをもって、人類を救済してこられたのです。

順番はそこなのです。
今、天上界の扉が開き、我々の言葉をこのようにダイレクトに伝えられる時代は、そのうち終わりを告げるのです。

この者においても限界があります。
神が再び沈黙したとき、今の言葉を手がかりにあなた方自らが、社会システムの改革に取り組まねばなりません。

いかにしたら、神の意思に沿うた、そして、自分たちが住むこの地球が、後の世に至っても生き延びていく愛の星となられるには、いかようにしたらば、生き抜いていけるのか。
神の摂理の中に沿うて、どのようにして生きねばいかぬのか。
それを自らが学びながら、繰り返しながら、新たな社会システムというのをつくっていくものがあるでしょう。

それは古代の時代のような、一部の為政者によるものであったり、中世の専制主義であったり、教会主義であったり、近現代における共産主義や資本主義体制という、イデオロギーに支配されたものでもなく、ただただ、神の子が神の理の中において、神の愛の法則の中において生き抜くということ。

それをもって、神の子として、この地上に、神の星、ユートピアを具現することができるのだという悟りに至らなければ、地球はこれから先、生き延びていくことはできないということ。

どれだけ知に優れ、どれだけ政治機構を、憲法を、イデオロギーを、難しいことを難解な言葉で語り合い、自分たちが満足したように思っていても、神の目から見て、根本的な愛と分かち合いと、調和と、信仰心ということが欠けていたのならば、零点をつけるしかないということ。

この地球というものの中に未来はないし、多くの惑星、他の天体から見守られている、今の地球の現状ではあるけれども、地球自体が他の惑星の方がたから見て合格点をいただけないのだということ。

逆にそのような無防備な、そのような劣悪な精神構造をもって、宇宙の外に出てこられたらとても困ってしまう。
人びとにとってみたならば、たいへんな害悪の星になってしまうということを、あなた方はわからなくてはいけない。

だから、自ら自問し、自答し、ある程度のヒントを与えられたのなら、自分たちがどのようにこの地上の中において、ひとつの社会機構を通して確立しなくてはいけないかということを、あなた方は自ら学び、自らその答えを出していかなくてはならないでしょう。

7.答えだけを与えるような神は神ではない

ヒントを私たちは与えることはできる。
そしてこのような大きな文明のターニングポイントにおいて、我々のこれだけのメッセージ降りているということ。
エル・カンタラー、エル・ランティと呼ばれている方たちの、ひとつの方針、神理というものが、幾多、降ろされておられるでしょう。
そのようなものを使って、あなた方の力で解答を作成しなくてはなりません。

天上界の扉が開いたからといって、すべての答えをこの者に要求したとて、天上界は語らないのです。
自ら答えを見つけていく。
それが大事であり、学ぶために我々はこのような文明を興したのです。
よろしいでしょうか。

最初から答えがあれば、私たちはこれほど試行錯誤し、苦しんだでありましょうか。
たとえ九次元といえども、ある程度、情報が与えられても、そこでどのような道に進み、どのような方向に進むかということに対しては、指導霊は答えないのです。

レムリアにおいてもそうであったと思うのです。
ヒントは与えます。
でも、「どうせよ」ということまでは言えないのです。

あなた方はそれを思い、もっと理解し、もっともっと多くの人びとのために、「今、天上界のヒントはこうである。そして神が、この女神が指し示す方向は、あちらであるということ。光の方向である。」ということを指し示すため、レムリアの使命があるのです。

難しい理論を構築するために、法理念を構築するためにレムリアがあるのではない。
法というものを構築するのは、わが仏陀光線、ないしは、エル・カンタラーと呼ばれている私が法理念を担当しております。
ですから、天上界の、地球における神理というものの法理念というものは、やはり、それなりの権威のある者たちしか降ろせないのです。
ですから、この者が今、苦しんでいるようなことをさせてはいけません。

私、エル・カンタラーにおきましても、エル・ランティにおかれましても、大事な大事な根本的な、やさしいけれども素晴らしい神理というものを、ちゃんと基本的に降ろしているところを、あなた方はほこりを払い、それをしっかりと後世に伝えていきなさい。
そして、これから先、このような神の壮大なスケールの計画の中で、今我々が何をせねばならぬのか、そして人類が何を選択していって、どのような未来をつくらねばならぬのかということを、しっかりとメッセージとして残されることです。

そして、その中において、人びとが学んだ中において、どのように決定していくか、どのように努力していくかにおいては、自由意志も、努力という範囲も残されているのです。
どんなこと、良かれと思うことでも、本人たちの自由意志と努力という計算というもの、選択の自由というものを抜いて、答えだけを与えるような神は神ではない。

人びとがすべての意味において、修行するためにこの地上に生まれているということを思うのならば、やはり我々指導霊としても、できる限界というのがあるのです。
その答えはあなた方が出すのです。
地球人類として生まれた神の子たちであるあなた方が答えを出していくのです。

そのために今、高級神霊と呼ばれている者たちが、次々と肉体を持ち、地上に降りていっております。

8.最終決戦の舞台で使命を果たす

彼らが出てくるときまで、この第一、第二の計画が座礁してしまったけれども、天上界がこのような方向にこの地球という文明を持っていき、そして、宇宙文明の一員として、この地球というものを導いていきたいのだということを、あなた方が、はっきりと方向性を指し示すということ。

それさえしてくれるならば、エル・ランティや、エル・カンタラーが説いた法というものが、しっかりと根づいていったのならば、人びとは、さんざん四苦八苦しながら、お互いに悩みながらでも、最後はそこの結論に帰着していくことでしょう。

あなた方はそのことをもって人類の、学習して、選択していく道しるべとならねばなりません。
答えを与えることは、我々指導霊の役割ではないのです。

さまざまなアドバイスを通し、あなた方に決定し、自らを神の子であるということを悟らしめること。
そして、一人ひとりが、素晴らしい可能性と才能というものを持っているということを、あなた方一人ひとりが気づき、自らの人生を通して、その理念の中において開花し、光を発信し、この地球のために、宇宙の大霊のために、少しでもお役に立てるように、というふうに光を発することをもって、あなた方はその使命を発揮していくのです。
地球人として、この星を変えていくのです。

どうか、その使命の偉大さということを心から理解し、人びとのためにお役に立てるための、レムリアとしての活動をしていただきたい。

もう、かつての古代の専制主義、資本主義、共産主義というものは、形を変え、以前にも言われていたと思います。
イデオロギーの対立というものなどを乗り越えて、あなた方の世界で言うならば、「光一元」と呼ばれているような、圧倒的な神の愛のもとにすべてが行われている。
それ以外のものは単なる地球の闇による、一時の影にすぎぬと。

神の愛こそすべて、神こそすべて。
神は宇宙を貫く根源まで至る愛の法則、愛のエナジー。
そして、その愛のエナジーの、ひと筋ひと筋を引いたる、その神の子たちよ。
それが、一人ひとりのあなた方であるということ。

この数十年の肉体の中に留まることなく、どうか永遠に転生していく命の中において、真に価値あるもの、真に価値あることのみに、この地上の数十年という、一時の人生の中において最大限の努力をなされますように。
この地上が素晴らしい神の子としての修行場として、一段とグレードアップした神の子の修行場としていけますように。

あなた方を幸せに、あなた方の友を、兄弟を幸せに、この地球というものが愛の星ユートピアになるために、今最終計画が行われ、数々の犠牲者が出、数々の神理の使徒たちの、エンジェルたちの屍の上に、あなた方が最後、踏み立ちながら、最後の計画を遂行しようとしている、最終決戦における舞台であるということを心から思い、その命をかけて、人びとに我々の言葉を伝えていっていただきたいのです。

9.感謝と謙虚さをもって

私がやれることはもう、これからはあなた方に、このように指導することしかできないということを、たいへん申し訳ないと思っていますが、今この地球における磁場の、あまりにも劣悪な環境の中で、本人はもう身動きがとれない状況におります。

明日はわが身とならぬためにも、いかにしたら神の子として最後まで天命を果たすことができるか。
そのことをあなた方は理解し、我々の言葉を聞けるという光栄をどうかむだにしないでいただきたいのです。

10.日本の使命

あなた方の気持ちを思うと、私はもう申し訳なくて、仏陀意識が法理論の基本を降ろしたあとに、ヘルメスというギリシャの繁栄、発展の理論において、多くの大衆復興、そして経済、日本がいかに、どうしてここまで経済倫理が発展したかということをもって、日本が経済のリーダーシップを世界にーー。
リーダーシップの国であるという事実をもって、法というものが世界に伝播されていく。
そのようなシナリオがあったのです。

だからこそ日本が、工業の、実際は何も資源のない国であるにもかかわらず、貿易というものを通して、日本経済というものをどんどん、どんどん進め、アジアの中で小さな島国でありながら、驚異的な先進国としての地位を確立してきたのです。
このような国というものを通して、人びとに対して、多くの社会に対するリーダーシップを握る国として用意されてきたというのが、日本という国に対する使命でもあったのです。

でも、もうそのようなことがなくなったとき、第三の計画の発動により、最低限やれるべきことはちゃんとしっかり伝え、次の世代に伝えようと思います。

どうか、あなた方においても、自分たちの役割ということ、今何をしなければいけないか、そのことに関しては繰り返し、繰り返し唱えられているはずなのです。
そのことをしっかり見て、人類に対してどっちの方向に進むべきなのか、そして簡単なことは、あなた方はもう学んでしまったかもしれないけれども、多くの者は知らぬ。

エル・ランティたちが唱えられた、永遠の魂、神の子としての意識についてのことを、やさしい言葉でどうか、どうか伝えていってあげてほしい。
そのようなことをもって、あなた方が世の中を変えていく力となっていくでしょう。

みんながみんな、イエス・キリストになろうとしてもむだなのです。
みんながみんな、モーゼや仏陀になろうとしてもいらないのです。
社会というのは、いろんな役割の者たちが、それぞれの個性に応じて、人びとの、地球のために、社会のために貢献しようという徳の高い高潔な意志をもって努力していったときに、人びとのエネルギーというのが放たれ、この地球が輝き、一人ひとりの命も輝いていく瞬間なのです。

11.答えを決めるのは一人ひとりの自由意志

ですから、どうかあなた方も、もっともっと、今の自分たちがどのような立場の中で、どのような役割を持って、今降ろされたかということを理解し、自分の持てる才能を発揮してください。

一人とて、同じ人間はいないのです。
すべてにおいて違うからこそ、意味があるように神はおつくりになられました。
自らの個性を通して社会を照らし、社会を変革することをもって神の国ユートピアを建設するという、そのような使命と喜びの中に生きるという、そのようなことをもって、自らの喜びとし、人生の最終的な目的とすることができるように、あなた方の意識を整えていただきたいと思います。

あなた方が生きてきたこの時代は、あとで振り返ったならば、幾転生分以上の価値のある、素晴らしい素晴らしい人生となるであられましょう。

ですから、今はとても苦しいかもしれない。
先は見えないかもしれない。
でも、あなた方がひとつ間違ってはならぬことは、霊言をとるということが、すべての回答を棚ぼた式に与えられるということではないのだということ。
そのことをもっともっと学ばねばなりません。

どうも答えを霊言者に求め、我々に求めすぎるのです。
でも、答えを求めることがあったら、テストでカンニングするのと同じなのです。

あなた方は人生という修行の中で、このような素晴らしい役割を与えられました。
その中で、我々の言葉をこれだけ聞きながら、さあ、あなたならこれから先の未来の日本に対して、世界に、地球に対して何をするか。
何のために命を張るか、逃げ出していくのか、戦っていくのか。
それを問われているのであります。

答えを決めるのは、自らの、一人ひとりの自由意志であります。
その答えを我々に求めることはいけません。
あなた方一人ひとりで決め、あなた方が一人ひとりで決めたこと、自由意志により選択したことであるのならば、それに対する責任を背負いながら、自らの役割を立派におおらかにこなせてこそ、あなた方が神の使徒であったという資格を与えられるのです。

今与えられている使命は、たいへん、たいへんレベルの高い高潔なものであります。
でも、これをクリアしていったのならば、あなた方には多くの多くの素晴らしい自信と、誇りと、そして実力が伴うことでしょう。
今世の出会いを感謝し、今できることの最大限の努力をもって神に奉仕する、そのような方向性を私はあなた方に期待いたします。

12.多くの人びとに仕掛けられているトリック

今回はちょっと時間がなかったので、もっともっと語りたいことはございます。
しかし、私は音楽の神であり、芸術の神でもあり、フルートや音楽ばかりやっている者ではなく、本来であるのならば、仏陀意識のあとに、ギリシャの繁栄、発展をもって、世界伝道という立場をもって、力を振るうときの指導霊が私自身であったということ。
それをやれずに終わってしまったということが、たいへん、たいへん無念であります。

どうかあなた方の気持ちの中で、私を呼びたいことがあったのならば、どうかいつでもお呼びください。
私たちは今、本気でおります。
私たちの言言をどんどんと打ち出していくことにより、多くの人びとの迷いと、多くの人びとに仕掛けられているトリックを見破ることができ、無事に神の子としてたどり着いていくよすがとなりますことを、心から祈っております。

今日はもっと、もっとしゃべりたい。
もっともっと多くの理念について、しゃべりたいことがありますが、この程度にしておきたいと思います。

次から、あなた方に呼ばれたことがあったのならば、社会システムにおいてのことは、あなた方が想像できないことが起きていくのです。
ドミノ倒しのように起きていくというふうに預言されているように。
単なる預言ではない、そちらの方向に人びとの心がまとまったときには、世界中でドミノが倒れていくように、人びとの認識レベルが変わっていくのです。

そのことをもっと信じていただきたい。
その時を待っていただきたい。
そのことをもって、あなた方が人生を、価値観を変えていく。
そして多くの人びとの、人生の価値観を変えていくような素晴らしいリーダーシップとして、道しるべを残される光の天使となって、レムリアの活動をされることを心よりお祈り申し上げます。

今日は、このような場所において、お呼びいただけましたことを、少しなりとも、幾ばくかなりとも、私の気持ちをお伝えできたということ。
地上にヘルメスとして、私の意識として、今回、伝えられたことが初めてでありますゆえ、このようなチャンスを与えたもうた地上の方がた、そして天上の神に対して、心より感謝申し上げ、今日は終わりにさせていただきたいと思います。

ありがとうございます。

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