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Project Eden

聖アントニウス(太陽意識の男性体)

私たちが住む太陽系の太陽に宿っている、陽の意識(男性)の神霊。霊言の際には、地球人にわかりやすい姿として、黄金色の髪で、金色とプラチナ色の複数の羽根をつけ、黄金色とプラチナ色の二色でできた長いローブを着た、非常に美しい男性の姿で現れた。太陽系全体の共通理念を明かした太陽の法(陽の原理の法)の管理をしている。
聖アントニウスは、魂のパートナーであるセレニティとともに、太陽系というファミリーを築き、自らが放つ光や熱、そしてオーム神霊から銀河神霊を通じて流れてくる愛のエネルギーを各惑星に送ることで、太陽系の「父」として一切の存在を育んでいる。同時に、自分と異質なものであってもすべてを取り入れ、それを愛によって変換することで爆発的なエネルギーを発生させ、巨大な太陽を維持している。たとえ悪と言われるものでも自らのバネとし、混乱を恐れることなく常に「無限の挑戦」をし続けるその姿は、地球で修行する私たち人類の手本でもある。

第2章 新たな愛の挑戦

1.太陽系ファミリーのテーマは愛

2.愛という血液を送り出すのが銀河系のテーマ

3.異質なものも取り入れてエネルギーとする文明実験

4.恒星意識の無限の挑戦

5.新たな愛の形態を発信する場所

6.大きな月を持つ地球の役割

7.失敗した惑星の者たちも受け入れる

8.宇宙の友たちが見守る地球の挑戦

9.暗黒面のエネルギーを取り入れる

10.地球人のためだけのシフトアップではない

11.銀河系のプリンスに希望を託して

1.太陽系ファミリーのテーマは愛

アマーリエ:宇宙空間に出ています。
真っ黒い宇宙空間の中に、宝石箱をひっくり返したように、美しい星々が輝いています。美しい歌声、美しいメロディを奏でながら、みんなクルクルクルクル回っています。星々は神を、大宇宙を賛美して、歌って踊っています。

赤く燃えるような太陽、その近くに来ました。太陽から、目が眩まんばかりの圧倒的な光と熱が発せられています。不思議と熱くありません。熱いのですが、熱くないのです。太陽の中に、人の姿が見えます。そこで修行しておられる太陽の住人の方がたです。ひじょうに高いバイブレーションの方がたです。私たちの物質界の肉体構造とは違う体をお持ちのようです。彼らは今の私と同じように、熱さを感じていません。

太陽を動かしておられる「恒星意識」よ呼ばれる方、その方が今、太陽の中でにこやかに微笑んで立っていらっしゃいます。ものすごく美しい、男性の方です。髪の毛は黄金色、金色の羽根とプラチナのような白金の羽根が何枚かついていて、黄金色と白金の二色でできた長いローブのような長い衣装を着ていらっしゃいます。にこやかに笑って、手を差し伸べて握手をしてくださっています。
「ようこそ、とうとう来ましたね」そう言って、にこやかに笑って、私の手を両手で握ってくださっています。この方にこれからしゃべっていただこうと思います。よろしいでしょうか。

聖アントニウス:地球の神の子たちよ。
ようこそ、わたくしの星まで来られました。
あなた方の惑星が進化を遂げ、このようなステージまで上がって来られたことを、心から喜び、神に感謝いたします。
わたくしはあなた方が「聖アントニウス」と呼んでいる者であります。

わたくしの思いの中では、あなた方もわたくしの子どもであると、感じています。
なぜなら、わたくしは太陽系をつくり、今日までわたくしの愛する子どもとして育んできたからです。
そういう永い、永い時があったから、わたくしはあなた方を見守り続けてきた者として、今日のあなた方との出会いを心から喜んでいます。
「よくぞここまでたどり着いたね」と、あなた方をほめてあげたいと思う。

セレニティという者が今、地球のほうに、指導に行っております。
彼女はわたくしの妻、パートナーであります。
恒星意識の修行は、積極的にエネルギーを流し、一切のものを育み輝かしていくという、陽のエネルギーの修行です。
しかし、恒星意識の陰のパートのものは、太陽の中に常にいるわけではなく、ファミリーとして抱えたその惑星の中で、陰の意識としての役割を果たすために、その存在を持つのです。
セレニテイと、数々の惑星たちも含めて、太陽系というものが、わたくしの今愛する家族として、わたくしが養う責任の範囲にあるということなのです。

あなた方は、太陽系の成り立ちというものを知りたいとお思いか。
それは、さまざまな惑星が、勝手にあちこちから、自然に発生したのではない。
この者(アマーリエ)、がかつて伝えたように、わたくしが今宿っている太陽という恒星の初期の頃に、物質的に産み出された仲間たちであります。

今をさかのぼること約百億年前、わたくしは、今あなた方が「太陽」と呼んでいる恒星意識としての使命を、銀河意識からいただいたときに「このグループの中において、ひとつの使命を果たしてみよ」と言われ、あなた方が「太陽系」と呼ぶものを創造したのです。

「太陽」とあなた方は呼んでいるが、この宇宙には「恒星意識」と呼ばれる者たちがつくり上げている、太陽の役割を果たす恒星は相当数ある。
わたくしもまた、その修行の中にあり、神のご意思を表現するために、わたくしの創造原理を使い、あなた方が「太陽系」と呼んでいるものをつくってきたのです。

宇宙には必ず陰陽がある。
それはもう学ばれたと思います。
陰陽の中において、その宇宙の法則を使いながら、わたくしが願ったファミリーをつくっていく。
ひとつの理想をつくっていく。
そこに神の世界を表現し、実現していく。
愛の流れをつくっていく。
それがわたくしの目的でした。

銀河意識が話してくださると、もっと地球の、いや、太陽系自体の使命と役割というものがはっきりとわかってくるのですがあなた方がいるこの銀河、そして、その銀河系に所属する我々の太陽系は、「愛」というものをテーマにしています。
すべての大宇宙が「愛」をテーマにしてはおりますが、その中でも特に「愛」を表現する役割を持っているのが、あなた方が今所属している、この太陽系であります。

2.愛という血液を送り出すのが銀河系のテーマ

「愛」の中において、惑星意識として修行し、「いっしょに太陽系というファミリーをつくり上げよう」と誓ってくれる仲間をわたくしは募りました。
「神の心臓部分にあり、愛の血液を送り出す場所に位置する銀河系、そこに所属する太陽系の一員として、ともに仕事をしないか」というふうに声をかけたのです。
そして、惑星意識の者たちを十二人集め、今あなた方が所属する太陽系をつくることを決定したのです。

心臓には、汚くなった血液を受け入れ浄化していく流れと、きれいになった血液を流していくという、大きく見てふたつの流れがあると思うのです。
わたくしたちの所属しているこの銀河系が、どういうところにあるか、わかりますか?
血液を送り出すのが、あなた方が「銀河系」と呼ぶ小宇宙の役割なのです。

心臓にはいくつかの部屋があるでしょう。
宇宙に生きるものすべてが、あなた方の心臓のように、右心房・右心室とか、左心房・左心室のように、ふたつずつあるわけではありません。
でも、大方においては、受け入れ浄化し、そして押し出すというふたつの機能を持つのです。
その中において、新たなものを受け入れたのならば、素晴らしいものを発信するという、銀河系全体のテーマでもあるのです。

この発信する中において、新たな課題というものを常に盛り込みながら、全宇宙に送り出さなければなりません。
ほかの星ならば、ひとつの民族の中だけで文明が盛衰を遂げ、自分たちの得意な文化を発信していくという、オリオンのような惑星もあります。
彼らの役割は、銀河系とは違うということです。
ベーエルダにおいても同様です。
愛を新たな形で発信していくという役割が銀河系にはあるのです。

心臓部から送り出された新しい愛の概念への挑戦というメッセージは、神の身体を巡り巡って、全宇宙を回っていくのです。
そうしないと、愛のエネルギーといっても受け入れていくだけならば、なかなか進化発展はしないのです。

オリオンにおいても、かつてこの者たちを送り出したときと今とてそれほどの変化はないし、ベーエルダにおいてはどうでしょうか、停滞すら生んでいる状態があるのではないかと思うのです。

常に挑戦をし、常に新たな愛の概念を試し、そこにおいて新たな「希望の原理」を愛の中に織りまぜて宇宙に発信していく。
それが、あなた方が所属する銀河系全体の使命でもあるのです。
そこに我々の太陽系は所属しています。

そして、銀河系の中にもいくつも太陽系がありますが、我々の所属する太陽系の中の地球という惑星が、宇宙の者たちから注目の的になっているということ。
それは、地球がそれだけの挑戦と、宇宙の愛の意識を変えていく、新たな発信源としての位置にあるということ。
それだけの文明実験を行っているところに、あなた方は今、生きているのだということ。
それを自覚していただきたいのです。

3.異質なものも取り入れてエネルギーとする文明実験

先ほどから言っていることの意味がわかるだろうか。
ひとつの人類だけであったのならば、これほどの困難を極めなかったであろうが、新たな移住者を受け入れながら、地球は文明実験を繰り返し、二元論的な認識を大きく変えていく挑戦を行っている。

調和を求めているのが大宇宙の意識。
調和の中でそれぞれが個性を発揮し、己の使命を全開していくことにより、大調和のハーモニーを謳い上げる。
これが大宇宙の根本に流れているテーマであるということは聞いていると思う。

しかし、その中で「自分たちの世界はこれでよいのだ」と開き直り、「それ以外のものはほかの惑星にあるから、自分たちはそれ以上の挑戦はしない」と思うのなら、どうだろう。
科学の星ならば科学だけに偏り、ほかの者たちにおいても自分の役割の中だけで安住し、いつかは停滞を招いてしまうのである。
そのようなことも宇宙には多々起きているのである。

そのときに、異質なものを取り入れていくことで、二元論的な立場の混乱すらものともせずに、躍動感あるエネルギーを新たに、全宇宙に向かって発信していく。
逆に、そのような対極のエネルギーを使って、新たなパワーとしていくことができる。
エル・ランティが今やろうとしていることは、そういうことなのです。

わかるだろうか。
わかりやすく言うのならば、たとえばこの者(アマーリエ)が魔と戦ってきたであろう。
二元論の世界で言うならば、光に対する闇のエネルギーと戦ってきたであろう。
しかし、この者の戦う姿を見て、今回、あなた方に学んでほしいのは、あなた方から見たらタブーと思われるものに常に挑戦していくことである。

魔と思われるものを忌み嫌い、弾いて、光だけで清まって神の言葉を伝えるのならば、これだけのパワーは出てこないのだ。
自分の力だけではなく、相手の力も吸収して、戦いに勝っていくということ。
相手の力を自分のエネルギーに取り込んでいくということが、あなた方もできなくてはいけないということです。

間違えないようにと、神が望む光のほうだけ、正しいことだけやっていこうとすると、必ず停滞を生む。
愛というものは、無限の赦しの中でそのエネルギーを補充している。
だからいかなるものであっても、たとえそれがあなた方を叩き潰そうとするものであったとしても、あなた方が最も飛躍できるのは、そのものに正面から向き合い、逆にそのもののエネルギーをバネとして吸収していったときなのである。
自分の中で対極のものがぶつかり合うことで、何倍もの爆発的なエネルギーを生み出し、次の飛躍へと結びつく。

あなた方は、今回もみごとに暗黒エネルギーを持った者と手を組んで、一時は大丈夫かと心配されたかもしれないけれども、そのパワーを上手に吸収し、普通に着々とやっていただけではできない飛躍というものを遂げたではないか。
そうやって宇宙もつくられているということなのだ。
わたくしが出しているエネルギー、太陽系の隅々まで行き渡るように発している、光とエネルギーの基盤はそこにあるのです。

4.恒星意識の無限の挑戦

惑星意識というものは、自分の理念、自分の個性の中で、命あるもの一切を育み抱きしめ、温かい思いで生命を創造するという目的で修行している。

それに対し、恒星意識というものは、今度はそういう者たちをファミリーとして取り込み、そこに無限の活力と生命の源である光、神のエネルギーを送り届けんという積極的な意思を持つ。
わたくしは、無限の陽の意識の現れとして神から創造され、今、恒星意識としての修行をしています。

与えきりながら、かつ、常に挑戦していく。
エネルギーを常に爆発的に燃え立たせ、これだけ燃えても燃え尽きない。
あなた方から見たら、この太陽がこれだけ燃えて、何ゆえ燃え尽きないのであろうかと疑問を持つのではないであろうか。
その根源的エネルギーはどこから来るかというと、惑星の者たちが持たぬ、対極のものを自分の中に取り入れ、それを愛により変換することによって爆発を起こし、目が眩まんばかりの光と愛というものを発散することにより、周りの者たちの命を育む、そのような修行をわたくしは今やっているのである。

生命を燃え立たすということ。
それは「命を育む」ということをテーマに自分だけの世界を表現していく惑星意識の修行を終えたあと、今度は「無限の挑戦」をテーマに、神の世界にある、あらゆるものを自分の中に取り入れ、それを土台にしてエネルギーの爆発を行うという、恒星意識の心構えがある。
そして、銀河意識から神の愛を引き入れてくる中で、無限の神のエネルギーのソースに直接結びつくことによって、燃え尽きない太陽というものを維持しているのである。

あなた方の認識では、宇宙がどのようなエネルギーにより動いているか、わからないと思う。
わからないことだらけだと思うが、わたくしがやっているこの「内的ビッグバン」という、爆発のエネルギーの源を表現することで、あなた方の地球においてエル・ランティがやろうとしている挑戦というものが、少しは理解していただけるかと思って、今、話をしている。

まだ九次元にも、惑星意識にもなっていないあなた方に、わたくしのこの感覚を伝えることは、やや過ぎたることのようにも思うのだが、言うなれば、この銀河系の役割の中において、常に変化を受け入れ、挑戦する中において、「新たな愛のエネルギーの形態を発信していく」ということ。
それが、わたくしたちが今、所属している銀河系の使命なのである。

これは銀河意識の方がお話しくださることかもしれないが、そこを話さなくては、銀河系に所属するわたくしの恒星意識としての役割が説明できないので、今話をしている。

5.新たな愛の形態を発信する場所

新たな挑戦の中においてはタブーと見えることがあるかもしれないけれど、神の世界においてはタブーなどない。
自分が何かをなさんとするとき、大きく立ちはだかるものこそ、自分が最も高く飛躍できるエネルギーを秘めている相手であると、そのように思いなさい。

恐れというものは不要なものだ。
真の智慧と勇気があるならば、あなた方はそのものを自分の中に吸収し、自分と同属の者の中だけにいるときよりも、より高い境地、より高いパワーを獲得することができる。
そのような力があるということに気づきなさい。

今回の計画で使命を言い渡されたこの者(アマーリエ)は、最も闇が深いとき、その最も深くなりきった闇を光のもとに統合していきそれを自分の力に、この救世運動の力として取り込んでいく、そういう挑戦の力を持っている。
そのようにエネルギー化することができる者であり、それを体で知っているという者であるということ。
それをもって今回の使命を任されている。
それを学びなさい。

けっして臆病になってはいけない。
この銀河系は、受け入れるだけの場所ではない。
新たな価値観、新たな愛の形態、そう、神の愛の血液を流していくのである。
ドロドロに汚れた愛の血液を一度体内に取り込み、浄化し、それを新たな挑戦の中で新たな形態として、新たな可能性として宇宙全体に流していく。

その発信によって、大宇宙に所属する者たちがそれぞれに感応し、自分の役割において新たな愛の形態を獲得し、愛のエネルギーをもらって息を吹き返し、それぞれの世界で無限の挑戦を繰り返す原動力にしていくことができる。
そのように、大宇宙にいる者たちへの模範となり激励となるようなものを生み出す、それがこの銀河系全体の使命でもあるのです。

6.大きな月を持つ地球の役割

そして、その銀河系に所属する我々太陽系。
そこに位置する、わたくしの愛する息子、「プリンス」と呼ばれている地球。
これをどのような思いでつくったかということを、あなた方は聞きたいという。
しかし、この太陽系のすべてがわたくしのかわいい子どもたちなのだ。
地球だけがかわいいというわけではない。
太陽系の中において、あなた方の知らない惑星がいくつかあるのだが、それもすべて愛すべきわたくしの家族である。

ただ、今このとき、この三次元において最も注目され、多くの人類が修行しているのが、まさにこの地球であるということ。
そして、新たな愛のパワーを宇宙に発信するために、エル・ランティ、アモール、モーリャという、銀河系の中において最も力のある者たちが、この地球という場所に集められた。

地球が担おうとしたその挑戦は、使命の重大さにおいて、ひじょうに難しい課題であり、それに耐えて今日まで頑張ってきたという歴史がある。
すべての惑星を平等に愛するけれども、その意味において、わたくしは地球のことがたいへんいとおしい。
頑張る息子や娘たちに対して、ぜひとも協力してやりたいと思い、セレ二ティを派遣しているのです。

多くの惑星がある中で、この地球には大きな月というものが存在している。
その意味するところは、究極の二元論の中において、陰と陽というエネルギーを使って新たな愛の挑戦を、新たな愛の形態を打ち出す惑星として、この地球に白羽の矢が立ったということなのです。

ほかの惑星にはこれだけ大きな月という、陰の意識を宿らせるものはないはずです。
そこに太陽の恒星意識であるわたくしの妻がいて、陰のエネルギーを発しているということを考えると、地球がどれだけ重大な役割にあるかということがわかるのではないだろうか。

陰のエネルギーと陽のエネルギーの大循環は地球と月の中だけのことではありません。
陽の意識である太陽のわたくしと、陰の意識である月の彼女とのエネルギーが循環する中で、この太陽系全体の創造原理に影響を及ぼしているということなのです。

そして今、三次元の中で最も多くの生命達が宿って転生してきて、修行する場にあるのが地球という惑星。
ここで、地球が創造されたときからの使命を果たすべきときが、いよいよきたということなのです。

7.失敗した惑星の者たちも受け入れる

かつて火星にいた者たちもいれば、金星にいた者たちもいる。
ほかに、あなた方も知っているように、かつて火星と木星の間にあったが爆発してしまった惑星もある。
その状況をこの者に何度も見せたのだが、それは今、小惑星群となって、その残骸が浮いていることはご存じであろう。
かつてその星にはあなた方に似た多くの人類が修行していた。
そして、今回のように新たなシフトアップをしていくときに、核戦争を起こし、惑星を破壊するほどの反作用というものを惑星につくってしまった。

しかし、核戦争で爆破したのではなくて、その反作用の結果として、そのときに近づいてきた彗星を引き寄せることになり、惑星群の残骸のようなものが立て続けにぶつかっていったことにより、最後、この惑星はこっぱみじんに砕けてしまった。

その星を護っていたエネルギーよりも、闇のエネルギーが強くなっていったときには、その周りを回る悪いものも一緒に取り込んでしまうということ。
悪いときには悪いことが、どんどん相乗効果で起きてしまうということなのである。

先ほどアトランティスのときのことを見せていたけれど、アトランティスのことからあなた方が学ぶことはひじょうに多い。
それゆえに、あなた方はアトランティスのときのことを見せられているのである。

もう少し意識が上がってきたならば、わたくしたちは、その爆発してしまった惑星のことを、あなた方に見せたいと思う。
核戦争をし、そして弱ったその惑星に追い討ちをかけるように、さまざまな惑星や、彗星や、隕石がぶつかって、その星もろともこっぱみじんに砕いてしまった。

地球にも、今まで幾度もそのような大きな反作用はあったけれども、そこまでいかなかったのは、あの惑星がやったことに比べると、まだ反作用が小さかったということ。
今回のあなた方の文明が、天変地異においても時間が少ないということは、それだけあなた方のカルマも極端な反作用を生んでいないということである。

アトランティスやレムリアのときには、ほんとうに短期間のうちに大陸が沈んだというけれども、科学力を使って心のコントロールを失うと惑星すらもこっぱみじんにするほどの反作用を生み出したことが、太陽系の歴史の中にあるということである。
その観点から、あなた方に見て、考えてほしいと思う。

そして、その星に居住していて、修行を失敗した者たちがどこに転生しているかというと、今あなた方の地球に転生しているのだ。
彼らは彼らの学びを続けるためにも、地球でもう一度、同じ課題に直面している。
また、かつて火星にいた者たちも、そして、ほかの惑星にいた者たちも、それぞれの課題のレベルに応じて、今地球に転生してきている。

地球という惑星は、そういう者たちもいとわず受け入れ、彼らが出すマイナスのエネルギーすらもプラスの方向に変えていこうとする。
そのように、果敢に挑戦する文明実験を指揮しているのが、エル・ランティと呼ばれている新たな世界の指導者である。
そのことを、どうか知ってもらいたいと思う。

8.宇宙の友たちが見守る地球の挑戦

銀河系や、我々の太陽系だけではない、ほかの宇宙の友たちも、この地球の成り行きを、息を潜めて見守っている。
数々の宇宙の友が停滞の中で苦しみ、逆に退化の道をたどって滅びんとするときに、新たな生存、新たな愛の形という、自分たちが進化発展していくために役に立つ情報を与えてくれるかもしれないと、彼らが唯一希望を託しているのが、銀河系の、我々の太陽系における、あなた方の住んでいる地球という惑星の、それも今という、このシフトアップのときだということ。
それだけの意味を全宇宙に与える位置にいるということ。
それを、あなた方は理解できるであろうか。

あなた方はたぶん、そんなことは考えていないと思う。
それゆえに、宇宙中の者たちは息を潜めて、あなた方の今回のシフトアップを見守っている。
そして、あなた方の地球霊界の九次元の者たちがみんな頼みに出て来て、「時の猶予を欲しい」と言って、最後まで粘り続ける理由でもあるのです。
そして、我々も宇宙の者たちも、今の地球の文明実験と挑戦に対し、心からの敬意を払っているということを、わかってほしい。

地獄界を含め、これだけ闇のエネルギーが強くなっている。
でも、これを忌み嫌うのではなく、それを愛の原理の中で取り込んでいったときに、光はもっともっと大きな爆発のエネルギーとして宇宙全体を輝かす。
そして、全宇宙の津々浦々まで輝き渡らせることができるような、大きな、大きな力と光を、愛のエネルギーとして発信することができる。

これほどの暗い、地獄界の暗黒エネルギーを持っているからこそ、地球が大いなる新たな挑戦と、未曾有の進化発展の原動力となるキーワードを、宇宙の者たちに発することができる。
そのような期待を持って宇宙の友たちが、あなた方地球を見守っている。
どうか、そのことを理解していただきたいと思う。
単に地球だけのこと、あなた方人類の文明だけのことではない。
それは、あなた方が所属する銀河系の使命とも、相まっているということなのである。

9.暗黒面のエネルギーを取り入れる

「究極の二元論」というものにおいて、光に対する暗黒面というものがあるが、それは何かというと、神の絶対的な愛に対して、神の子たちのエゴの集積が暗黒面ということであろう。
宇宙においても、多少はそういうものがあるけれども、地球ほどに神の子たちのエゴが集積し、暗黒面を強くつくり出してしまったところはない。

でも、その中で神の子たちは、きれいごとではなく、その内に宿るエゴというものを通して、自分というもの、自分たちがなしてきたことを学ぶ機会があったのである。
そして、そこにたまってしまった、一見ゴミのように思われるものも、その力を、ほんとうに神のエネルギーのほうに転化できたとき、爆発的なエネルギーが、神の子に降り注ぎ、与えられるのである。

そこにおいて、愛はけっして恐れてはいけない。
「恐怖心」を持たず、常に挑戦し続ける中でしか「進化」はないのだということを、地球は宇宙中にメッセージとして発信することができるのである。

ほかの惑星はみんな、地球のようになるのが恐ろしいのだ。
自分たちの世界に異種のものをどんどん受け入れ、その中で理解し合えないことによって地獄界が増大し、惑星の統制が取れなくなることによって混乱を招いている。
そして、地球意識自体が暗黒エネルギーの中で苦しみ、のたうっている。

自分の母星をこんなふうにするのがいやだから、異質なものを受け入れるのを拒否し、自分たちだけでまとまろうとする。
共通の目的を持つ、仲良くできる者たちだけで、自分たちの使命・役割を、宇宙の中で果たそうとする星々が多くなってくる。

あなた方にはわからないであろうが、混乱とエゴが増大し、暗黒面のエネルギーが増えることすら取り入れて、自分のパワーを飛躍させるという、宇宙の法則がある。
エル・ランティがやろうとしていることは、その法則を、三次元の物質世界の中でも取り入れ、地球を無限のエネルギーを発し続ける惑星へと変身させることである。
無限に愛を発信し、宇宙の隅々まで輝き渡らせることが、三次元の惑星でも可能であることを、エル・ランティは示そうとしている。
その意味はとても大きく、深いのである。

そのことを、わたくしが太陽系をつくったときに、あなた方の地球、青きプリンスに願い、本人が「その使命を引き受ける」と言った、そういう惑星であるということ。
あなた方はそこの住人であるということ。
そこを自覚していただきたいと思う。

「暗黒面」はあなた方のエネルギーの一部である。
一種エゴとも、野獣性ともいうけれども、そのエネルギーを使って、人類もすべて進化してきた。
それが究極になったとき、そのエネルギーを切り捨て、忌み嫌うのではなく、自分の中に取り入れ、自分たちのエネルギーとして吸い上げ、飛躍するチャンスとしていくこと。
その中にこそ、真に究極の愛の、無限に進化する道があるのだということを、あなた方がシフトアップしたあと、地球から全宇宙に向かって発信していくのである。

今まで失敗に継ぐ失敗を重ねてきた。
だから、「異民族を受け入れ、地獄界を形成し、さらに拡大していくような惑星は手本とすべきではない」と言われてきた。
でも、このシフトアップが成功したならば、逆に無限の可能性が広がる。
異質なものを恐れず取り入れ、暗黒面ですら自分の中に引き入れ、神のエネルギーとして利用していくことが可能になったときに、爆発的なエネルギーをもって、次の段階に進むことができるのだ。
そのことができず、悩んでいる先輩の星々は多い。

勇気と、価値観に左右されない無限の解放の中に、真の爆発的エネルギーが宿る。
それこそが愛の本質であると、その愛の新たな意味も含めて、地球は高らかに、全宇宙に発信することができる惑星になり得る。
地球は、今度は太陽系だけではなく、ほかの銀河も含め、この大宇宙に愛を発信する灯台のような星に変わるのである。

10.地球人のためだけのシフトアップではない

あなた方は、今日本という場所にいて救世の計画を実行している。
あなた方の教えとルネッサンスの動きをもって、この地球の灯台となる国へと変わるために、あなた方の国は頑張ってきたのではないか。

この地球自体が、今度はその愛の原理の実績を持って、この大宇宙に発信する灯台の役割を持つ惑星になる。
それこそが地球本来の使命なのである。

地球意識は、その使命を果たすために、この地球という美しい惑星をつくり上げ、生命を育んでこられた。
そして、その役割を今果たさんとするために、このときが訪れているのである。
そのことをあなた方は知る由もなかろうと、わたくしは思う。

太陽系に星々はあれども、この使命を担っているのは地球だけである。
それゆえに、月というものを地球につくることを、最初の段階で計画し、陰の意識としてセレニテイを宿らせることを決めたのである。
わたくしのパートナーが仕事をしに行っているということは、そういう意味があるということである。

わかりづらかったかと思うが、これは銀河系の使命でもあり、太陽系の使命でもあり、そして、その使命を太陽系の代表として、今、地球が担ってくれている。
それが地球という惑星の本来の目標であり、存在意義でもある。
それが、全宇宙からの観点である。

あなた方は精神文明の発達によって、地球人類がシフトアップするために、ほかの惑星の者たちのように宇宙空間に出て行くために、この計画が降ろされたと思って、頑張ってきたかもしれない。
でも、そうではないということを、わたくしの世界から、いやわたくしではない、銀河意識の方の伝えたいことも含めて、今日は説明してみた。

11.銀河系のプリンスに希望を託して

伝えたいことはたくさんある。
ほかのなくなってしまった惑星や、この者が見ている、ほかの次元の空間へ、メビウスの輪のように行って帰ってくること、あなた方の兄弟の惑星についてとか、数々の質問があるかもしれないが、そんなものはアカシックレコードを見ればわかることである。

そんな知識や情報ではなくて、今のあなた方、この時点での地球が、宇宙の中においてどれだけ大きな意味合いを持ち、使命を持ち、その究極の場にあなた方が位置しているかということを、わたくしは今日伝えたかった。

この文明においては、あなた方が知っていることがあまりに少ないために、伝えられることがひじょうに限られてしまった。
というのは、ほかの文明においては、ほかの惑星人と相当コンタクトし、宇宙空間のことについてもよく知っていたこともあったのだが、あなた方の場合は、ほとんどそれがご法度のように規制されているので、認識としてないのだと思う。

しかし、この地球が「プリンス」と呼ばれ、「高貴なもの」と言われるのは、太陽系全体が最大の目的とする使命と責任を引き受けている、崇高な、高い理想を待った星であるという敬意を込めて、「銀河系のプリンス」という称号を与えられて、今日まできたということなのである。
プリンスの星であるからこそ、わたくしの妻を、パートナーを、この地球の衛星である月に宿らせ、今日まで導いてきたのである。

あなた方が今やろうとしていることは、単に一惑星のシフトアップということだけではなく、宇宙全体の停滞に対する新たな挑戦なのである。
この試みが、失敗ではなく成功するのだという希望の原理を、全宇宙の先輩である停滞した惑星たちに向けて、愛の原理として、励ましの原理として発信する。
その実績を、今ここで形づくるためにこの地球の挑戦はあるのだということ。
エル・ランティの挑戦があるのだということ。

地球意識がひじょうに苦しんで、つらい思いをして血を流している。
ほんとうにつらい中にいながら、それでも彼は、今回の行動実績をつくるため、愛の理念を全宇宙に発信するため、あなた方に希望を託している。
それが今、クライマックスに達しているのだということ。
その三次元の代表があなた方であるということ。
その役割にあるあなた方だということを、どうか知っていただきたいと、今日、あなた方にメッセージいたしました。

ほかの瑣末的な情報に関しては、アカシックレコードを調べたり、九次元の方にでも聞けば、いろいろわたくしより細かいことを教えてくれると思う。
わたくしは銀河系の中の太陽系を司る者として、そして、地球を見守り、愛してきた者として、今、あなた方のほうからわたくしのところに来てくれたというこの瞬間を、たいへんな感激をもって受け止め、その気持ちをあなた方にお伝えし、今のあなた方の役割、状況というものをお伝えすることにテーマを絞りました。

シフトアップはもう目の前です。
この書籍を通して、地球の人びとを変えてほしい。
「絶対に成る」というポジティブな思いで、あなた方が行動を起こされるのならば、もうこの計画の成功は目前であるということ。
それをあなた方の勇気の原理、行動原理として、頑張っていただきたいと思う。

過去のあなた方の文明を見ても、このようなチャンスはなかったということ。
それを、ここまでもってきてくれたあなた方に、心から感謝したいと思う。
どうか、最後まで頑張り続けていただきたいと思います。
では、今日はこれで、あなた方にお別れを言いましょう。
ありがとう。

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