Project Eden


マイトレーヤー
アトランティス文明において、聖クザーヌスとして、神は理性的なものであるとする「理神論」を説いた。ここ一万年ほどは地上に出ていない。
役割分担:神の光の分光を担当。転生等について:オリオン座の星から招聘。オルゴン(マイトレーヤー如来)→クザーヌス
1.アトランティス末期と同じ行き過ぎた科学信仰
我はマイトレーヤー大如来にして、聖クザーヌスなり。
今ここに降臨し、そなたたちに今後の、この文明における意義と役割、そして、今がどのような時を刻んでいるのかを伝えに参りました。
かつてアトランティスの時代に、あれほどの高度な科学文明とともに文明の最盛期を花開かせ、指導したことがあります。
そなたはその時、わたくしの妃としてさまざまな補佐をしてくれました。
今思うと、それはとても懐かしく、わたくしにとっても素晴らしい思い出として残っております。
今回の文明において九次元指導霊は、仏陀、イエス・キリスト、エル・ランティ、モーゼ、このような方がたが主導で導かれ、研究されている文明ですので、わたくしはあえて表には出ず、裏方としてエル・ランティの補佐役をいたしてまいりました。
このような時代に、今このような世界的危機を迎え、かつてのアトランティスの末期にとてもよく似ているものだと思うのです。
かつてアトランティスのときも、行き過ぎた科学信仰が、愛を説かれたアガシャー大王、のちのイエス・キリストを抹殺してしまうという、悲劇的な結果を生みました。
今また人びとは、科学の信仰に思い上がり、いちばん大切なのは愛の教えであると、イエス・キリストはユダヤの地において、先に心の大切さ、愛の大切さを教えたはずなのに、やはり後半になって、急激に発達した科学文明の中で、神の子としての神性を、愛の心を失ってきてしまったのです。
わたくしはかつて、「理神論」というものの中で、「科学というものと神の愛の心というものとが同時に存在し、その両方を追求していくことが本来の創造主のご希望であるのだ」と、「両方を追求せよ。そうすれば、どちらにも偏らず、正しく進化し、成長を遂げていくことができるのだ」と、そういう悟りの段階論を教えたものなのです。
仏陀もおっしゃられたと思いますが、何事も中道ということ。
今日的に言うならば、バランスというものが大事なのです。
どんなに愛の心を持っていても、古代の不自由な文明の中にいては、やはりその先の進化発展は人類には起きないのです。
宇宙の指導者となっていくには、指導的な星となっていくにはーー、やはり高度な科学技術をもった星々の方がたが精神的な進化を遂げ、この宇宙のリーダーシップをとる星となっておられるのです。
かつてエル・ランティが、ベーエルダ星から大挙して、この地球に肉体をお連れになったときも、相当な科学技術があったればこそ、肉体舟をこの地球に持って来るという快挙を成し遂げられたのだと思います。
神の御心の中には、科学を敵対視するものはなく、進化発展させていくということが、けっして神の心に逆らうものではないのだということを、その時わたくしは説いたのです。
原始的な信仰の中であぐらをかいていたのでは、地球文明としての進化発展はなかなか望めなかったのです。
しかし、後世の人びとは、それを、何を勘違いしたのか、科学文明こそがすべてであり、利便性を追求していくことがすべてであり、結果的に、この目に見える地上のものだけが人生の生きる目的のすべてであるという勘違いを起こし、神の心を忘れ、信じ合う心、愛し合う心、許し合う心、地上の人問たちを越えた我々、神々を崇拝する謙虚な心持ち、そのすべてを忘れ、この地上の文明に駿り、浸りきったのです。
2.すべての物質に神が宿る
この地球という惑星は、目で見れば、地上的な物質の固まりにしか、見えないかも知れないけれど、神のお心をこの物質界に表した、神の思いの具現化としてのお姿であるということなのです。
石ころひとつ、草ひとつ、水一滴にいたるまで、それはすべて神のお姿であり、神の血液であり、神のエネルギーの表れた姿なのです。
すべての物質に神が宿ります。
いかなる物質といえども、すべて神の子なのです。
どんなに高速の円盤をつくり、素晴らしい高度な科学技術で、あらゆるものをこの地上につくり上げたとしても、それが、神が地上の人間である神の子たちに表したもうた神の創造性の表現体であるという、その役割を我々が担ってこの地上を彩り、繁栄、発展させているのだという思いがなければ、この科学文明をよしとする進化論も、ただただ醜い物質主義の流れの中で、今日的にこの文明を破壊する原因のひとつとなっていってしまうのです。
あなた方はわかっているのだろうか。
神のお心があって、神の愛があればこそ、この地上に生命を受けているのだということを。
神の子であるというその原点を忘れて、それ以外の進化発展など何もないのです。
なぜそれを、こう幾たび転生し、文明を変えて、様々な実験をしてきたにもかかわらず、あなた方は学んでいないのであろうか。
わたくしは、とても残念な思いがしています。
なぜなら、科学文明、物質もまた、神の子の進化に必要なものであるという教えを説いた者の責任として、あのとき説いた教えが、その後のアトランティスを決定し、悲劇的な結末を生み、そして今回の文明においても、科学文明と神の子としての信仰心が共存できないという、その結果を、今のときになって露呈しているように思うのです。
どうか、ご自分たちの科学文明を誇らしく思うと同時に、あなた方が神の分け御霊である、分かれてきた神の子としての神性があるのだということを、同時に誇りに思っていただきたいのです。
神の子としてのエネルギーに、みんなが一人ひとり、今ひとたび気づかなければいけません。
そのために数々の使者を送ったはずです。
そして今回、その今回の文明の総決算として、巨大な、神の国からの計画が降ろされていたのです。
エル・カンタラー自らが下生され、ラメントス、ヘラ様という方がエル・ランティのもとにお出になられ、何段にもわたり、その最後の完成をするはずでした。
しかし、いつもネックになったのは、科学文明を先に出して、愛の教えを降ろしてーー、だから科学文明崇拝が愛の教えを殺したのであるという、アトランティスの失敗を、今度こそは逆の形を取ることで成功させようと思ったにもかかわらず、この三次元に生まれた方たちは、たとえ最後に出会った科学文明ですら、この地上の物質の虜となってしまったのです。
どちらを先に出しても、この地上の人びとの心は、物質的なものに目がくらむのだということを、我々はつくづくと認識いたしました。
目に見えぬものは確証がなく、目に見えぬものは生きていく上で頼りなく見えるのかも知れません。
でも、目に見えぬものこそ、ほんとうに大切なものであるという教えを、信仰を、わたくしたちは上の世界から数々、降ろしてきたはずです。
ゼウスしかり、モーゼしかり、仏陀しかり、マホメットしかり。
そして、日本神道を含め、多くの神々が下生せられ、多くの信仰と教えを地上に蒔かれたはずです。
それでも、この地上の者たちは簡単に神を捨ててしまうのです。
神を捨てて、おのれが神の子であるという事実を捨てて、あなた方は、死んだあと、どこに帰って来るつもりなのか。
どこに行くつもりなのか。
この地球の表面に一時、しがみつくだけの、そんな価値のない、そんな小さな生命でしかないのかと。
わたくしは、地上の方がたに問いたいのです。
長い、長い転生の時を越え、永い、永い文明を変遷し、わたくしも、そして、今ここにおられるあなた方も、今回の文明の前にはアトランティスにも出られ、ムーにも出られ、それぞれの時代を、それぞれの文明を学んできたはずなのです。
それにもかかわらず、多くの方がたが、何がいちばん大切なのか、それを読み取ることも、考えることも、自分の力として、智慧として蓄えることも失敗しているのではないでしょうか。
3.神の使者としての人生を送っていただきたい
そして、今回特に思うのは、仏陀サンガーとか、イエス・キリストの弟子とか、九次元がそれぞれ多くの弟子を抱えております。
その者たちが今回、「我こそは」と出て来られたにもかかわらず、こんなにも簡単に地下の者たちの罠にはまり、落ちていっているということです。
言い方はきついかも知れませんが、生悟りなのです。
地下の者に心を引っぱられるのは、おのれ自身の心の中に、やはり物質的な物に対する、隠れた執着が多いということなのです。
逆に、仏門や神の道に勤しんでいたからこそ、物質に対する、この世に対するあこがれが増大していたのかも知れません。
そこを突かれたのでしょう。
どうか、これからお越しになる方がたに申し上げたい。
おのれを捨て、無心の思いで神に仕え、神の子として、神の使者としての人生を送っていただきたいのです。
天上界にしても、このようなことはお考えになられていた計画であったけれども、このような時期に、このように軌道修正するとは、やはり多少慌てているところもあるのも事実なのです。
今回は力をお持ちの方がたが、最初からたくさんお出になられるので、この者も控えにまわしておりました。
本人もあまり突出することを希望していなかったので、なるべく補佐のほうにまわるように計画されていたのです。
もうこの年齢にして、「真ん中に立て」と言われることがとても負担なのも、見ていてこちらからもよくわかるのです。
人にはやはり、勢いがある時というのが確かにあります。
だからこそ、かつての救世主たちも、みんな若いうちに悟りを開くのです。
歳がいけばいくほど、抱えるもの、守るもの、多くなるし、無茶もできなくなるでしょう。
あなた方の苦しみ、混乱、とてもお察しいたします。
かつてのノストラダムスの予言も大幅にずれております。
この地上を、もう一度、救世の計画を組み立て直し、新たな人材を降ろすことで立て替えをしようとしております。
やはり、我々の世界で計画変更したことなので、あなた方はおそらく、我々が何を望んでいるのか理解できず、途方に暮れておられるようですが、それも無理もないことなのです。
我々もこのようになった状態で、この先どのように動いていくのか、今見ているところです。
わたくしたち九次元の者たちにとっても、今回は、少々参りました。
とてもいい勉強をさせていただいていると思っております。
我々九次元たりといえども、上の創造主から見れば、まだまだ赤子同然です。
個性があり、そして、地上に出た時は、すべての人びとと同じに記憶をすべて消され、一から出直すのです。
指導者といえども、まだまだ修行の身です。
そのことを我々一同、初心に戻り、深く学ばせていただきました。
彼が帰って来た後、我々の世界でも、指導がどのように行き届かなかったのか、そんな反省を行っていきたいと思っております。
今はただ、この難局をどう乗り切るか、どういうふうに決着をつけていくか、それでみな必死なのです。
レザンチーヌ、あなたはかつて、わたくしとともに法の一部を降ろし、人びとを指導したことがあったのです。
ギリシャのときしか覚えておられないようですが、かつてはわたくしの妃として、ともに神を降ろし、神理を人びとに伝えたことがあるのです。
あなたは自信がないように見られ、逃げているように見受けられますが、自信を持って、できるのだと自信を持ってください。
今わたくしは、そばに来て言ってあげられることはこれだけですが、これからも、もし指導が必要ならば、わたくしは降りて参りましょう。
しても、あなたひとりでやり切れることではないので、よくわかっているのです。
しかし、ここで踏み留まって、最後の決着をつけていただきたいのです。
4.地球に課せられた使命
この地上に神の光が満ち満ちますように。
この地球が愛の星として、今ひとたび光りますように。
十次元からも、今応援を受け、多くの光のエネルギーを地上に降ろしております。
そうしてバランスを取らなくては、この地上は闇の中へ落ちてしまうほどに、今暗い、暗い波動に覆われているのです。
どうかーー、わからないこと多いでしょう。
つかめぬことも多いでしょう。
何を為せばいいのかもわからないでしょう。
我々は立て直しの計画を立てたら、あなた方になるべく降ろすようにいたしますから、それをひとつずつやって、最後の締めくくりをしていただきたいのです。
この文明がどのような結末をつけるのか、今まだわからないのです。
我々から見てもわからないのです。
これから先人類が、何を選択していくかでーー。
ただ、今天変地異もさしてひどく起こらず、持ちこたえているのは、十次元からの協力で、マイナスの強い波動に対して、プラスのエネルギーを強烈に降ろしているから、かろうじてバランスを取っているのです。
この神の支える手が払われたとき、かつてのアトランティスと同じ最期を迎えるのか、まだ結論が出ていないのです。
そのために今、幼い魂たちが捨て身で出ております。
孔子も出られました。
果たしてバトンをうまく渡していけるものなのか。
この混乱状態から、次の天使たちが、光の天使たちが法灯を受け継ぐことができるのか。
それをじっとわたくしたちは見ております。
今ひとたび、持ちこたえてください。
そして、あきらめないでください。
あきらめないこと。
希望を次の時代につなぐこと。
どんなに深い闇があっても、光を信じ、神を信じ、多くの人びとを神の子として目覚めさせ、この地上を、今ひとたび光で覆うこと。
その計画の中で、孔子も出ておられます。
アトランティスと同じことを、アトランティスの二の舞をさせてはいけない。
絶対にいけない。
そうでなければ、人類は何も学ばなかったことになるのです。
科学と信仰、それがこの地球人の、地球に課せられた使命でもあるのです。
ベーエルダからエル・ランティが、もとの星の方がたから分離独立して、この地上に降り立ったときから、あの星の方がたは、「それは無理だ」と言われた方がたです。
そして、「両立しうる」と言って船団を率いて来られたのがエル・ランティなのです。
その方がこの地球をいただき、そこで地球人としての修行が、文明の実験が始まったということは、この、「信仰と科学の共存」、このテーマを避けては、次の地球の文明段階に至ることはできないのです。
失敗しても、また次の文明で、また似たようなことを実験していくことでしょう。
頑張っていただきたいのです。
わたくしたちは天上界から、まだ数が少ない、あなた方のことを見守り、応援しております。
どれだけ忙しく、どれだけ自分の時間がないかということを、わたくしたちも存じ上げております。
でも、こういう時を少しでも持っていただいて、我々の意思を受け取っていただきたいのです。
どうか忘れないでほしいのです。
わたくしのような者も、あなた方のことを心配して、いつも応援しているということを。
今回は、ずいぶん強引に入って参りまして、失礼いたしました。
これから何かあれば、お尋ねください。
お呼びください。
わたくしも喜んで参りましょう。
あなた方が名も知らない幾億の天使たちも、あなた方に、頑張るように、激励のエールを飛ばしております。
あなた方は、今たった四人や五人と思われるかも知れないけれど、その幾億の光の軍勢があなた方の味方であるということ。
そう思われればお心も強くなることでしょう。
では本日は、これにて失礼させていただきます。
長いこと受け取っていただき、ありがとうございました。
心から応援いたしております。